クアラルンプールのマンションに投資をするのは得策か
こんにちは。久々に記事を書いています。数か月前より本業でマレーシアに赴任しており、クアラルンプールに住んでいます。マレーシアという国がどれだけ栄えているか全く知らなかったのですが、さすが東南アジア第二位の国といったとこでしょう。
もうひとつ、マレーシアと言えば「日本人が定年後に行きたい国No.1」らしいですね。個人的には「なんでこんなとこ?」と思いますが、まぁそういうランキング結果なので仕方ないですね。おそらく一つの理由は物価が安い事でしょう。クアラルンプールの一等地でも最低十数万円で2LDKの高層マンションに住めちゃいます。
と、前置きが長くなりましたが、この高層マンションは投資先としてどうなのかについて考えてみました。ちなみにここマレーシアでは、高級マンションと高層マンション、コンドミニアムは同意語として捉えて良いと思います。
立地について
マンションですので色々な場所に建ってます。駅チカもあれば遠いとこもあります。駅に近い事ももちろん値段が高くなる要因ですが、マレーシアは車社会なのでどちらかというと「街中かどうか」や「高速道路が近いか」に影響を受けるような気がします。クアラルンプールのツインタワーのある辺りがマレーシアで最も栄えている地域ですが、その中にもコンドミニアムが沢山建っています。こんな大都会にファミリーサイズのマンションが乱立しているのは、東京じゃあまり考えられないと思います。
入居者について
これが私が個人的に一番厄介な問題かと思います。クアラルンプールのコンドミニアムの入居者はほとんどが外国人、つまり海外からの出向者なのです。発展真っただ中のマレーシアに投資しようという外国企業の会社員が出向でマレーシアにきています。マレーシアが外国企業に魅力的である間は出向者も継続的にマレーシアに住むでしょう。しかしマレーシアの経済が習熟してきて、経済の伸びしろが小さくなったと感じられてしまった時、どうなるでしょうか。
空き家が沢山出てきてしまって低価格競争になってしまうのではないかと思ってます。十数年後は空き家の多い老朽化したコンドミニアムが溢れているような、そんな気がします。
もし投資するとしたら
マレーシアではマンションの各部屋は全て別々のオーナーが持っています。別々の、というのは、マンションを建てた人が貸し出したりしてない、ってことです。とある企業がマンションを建設しても、内部の部屋は全て売りさばいてしまうようです。
ある期間だけ投資すると決めて、オーナーシップを買い、ある時期になったら売ってしまうというのは簡単にできそうです。
まとめ
マレーシアにきて2か月でなんとなく思ったことなので、正しいかは分かりません。今後色々と調査して行こうと思ってます。少なくとも建物そのものに投資というのは得策ではないように感じます。