IT企業がRPAを勧める本当の理由
2020/3/14
最近は業務の自動化を目指すためにRPAやAIを導入する企業が増えていますね。私もIT企業に所属して、RPAのシナリオ作成や販売を行ったことがあります。
そこで今回は、IT企業がRPAを勧める本当の理由についてお話したいと思います。
お金が欲しいから(当たり前)
まず1番の理由です。お金が欲しいからに他なりません。はい、すみません。当然の話です。
ただRPAの販売はそれなりに旨味があります。製品にもよりますが、導入コストだけでなくランニングコストが発生するため継続的な売上になります。
ライセンス代のコミッションだったり、運用するための費用だったり、定期的なメンテナンス費用だったりです。
お客さんにRPAを導入してもらい、なるべく長く使って欲しいのです。
お客さんの内部事情を知りたいから
RPAを導入するためには自動化する業務の流れをよく知っている必要があります。RPA提供企業はRPAの導入にあたってお客さんの業務をよく知ることができます。
業務を知ることで関連業務も見えてくるので、新たにRPAの導入を勧めることができます。
RPAを勧めなくても別のソリューションを提案して売上拡大を図ることができます。
このように、言い方は悪いですが、RPA導入によって合法スパイが可能になるのです。
お客さんを手玉にとりたいから
RPAの提供側が主導してお客さんの業務を自動化するとします。自動化プログラムの作成だけでなく運用メンテナンスも請け負うことができれば、お客さんはそのRPA提供企業なしでは業務が回らなくなってしまいます。
これはRPA提供企業にとっては素晴らしい構図です。言い方は悪いですが、お客さんの業務を人質に継続した売上をあげることができます。