FortiGateのログをCLIで確認する方法
2025/7/22

先日セキュリティポリシーの都合上、HTTP/HTTPSでの管理画面アクセスを許可していないお客さんのFortiGateのログを確認する必要がありました。厳密に言うと、お客さんの保有する特定のグローバルIPアドレスからのアクセスしか許可しておらず、ベンダーの立場の私はアクセスすることができませんでした。
そこで、FortiGateのログをCLIで取得する方法を改めて学んだのでまとめておこうと思います。
execute log display(ログを表示する)
ログを表示する。
execute log filter dump(現在のログの出力設定を変える)
今設定しているログの出力設定を確認します。簡単に言うと、execute log display
を実行するとどんな条件でログが表示されるのかが確認できます。
execute log filter field(フィールドに対してフィルタをかける)
ログのフィールド(メッセージや送信元IPなど)に対してフィルタをかけることができます。
execute log filter field まで入力してEnterを押すと、どのフィールドが指定可能か確認できます。
execute log filter X(ログの種類を指定)
Xには数字または文字列が入り、trafficやeventなど、出力するログの種類が指定できます。
execute log filter start-lineとview-line(出力するログの範囲を指定)
この2つはまとめた方が説明しやすいのでまとめます。出力されるログは新しい順に1から番号が振られます。execute log filter start-line
では何行目から表示するか指定します。execute log filter view-line
は何行表示するか指定します。
つまり、「start-line」番目に新しいログから「view-line」行のログを出力する、という設定になります。
execute log filter reset(フィルタのリセット)
フィルタ条件を初期化します。