海外で働くエンジニアのリアルな日常(ニューヨーク)

記事のネタを探していたら、書いたことがないものを見つけました。202x年からニューヨークで働いているので、リアルな日常、生活の流れを書いてみます。
多分、日本で働いてもあまり変わらないので、少しでもニューヨークっぽいことが書けるように頑張ります。
起床~支度
7月頃の話ですが、サマータイム(アメリカではDaylight Saving Timeと呼ぶ)で調整されているためか、朝は日本ほど早く明るくなりません。と言っても、8時頃になるとすでに明るく、7時はまだ薄暗いと言ったくらいでしょうか。
ニューヨークではお米が手に入るので毎朝食べてます。家で作りにくく保存もきかないパンを買ってくるよりも安く、日本人なので重宝してます。
バスとトイレが同じなので、家族と朝の支度がかぶると大変です。物件によってはバストイレが2つあるところもありますが、トイレだけ別と言うのはほとんど見かけないですね。
出勤
ニューヨークは地下鉄(MTA)があるので、地下鉄で通勤します。BrooklynからManhattanに通勤してますが、東京界隈と異なるのは、電車が満員にならないこと、と言っても、「東京の常識で言うところの満員」にならないところです。
ぎゅうぎゅうと押し込んで乗ったりしないので、比較的立ってられます。私は日本人の平均身長くらいですが、ニューヨークの人はみんな大きく、そのため圧迫感や閉鎖的な感じはします。
他にもスーツを着ている人が少ないです。神奈川県から東京に向かう電車ではほとんどスーツでしたが、スーツ人口は2割もない気がします。私もオフィス勤務ですが、よほど大事な営業や提案がある時を除いて、チノパンにポロシャツと言ったラフな格好をしてます。多分、1年で5回もスーツを着なかった気がします。
ニューヨークの地下鉄はしょっちゅう遅れます。止まります。東京界隈の電車も遅れ等はありますが、走行距離との比で言うと、ニューヨークの地下鉄はひどい気がします。改札を入ってホームについてから、その日は電車が来ない日だと知ることもあります。掲示板に「あと5分で電車がくる」と言う情報が10分、15分表示されたままの時もあります。また、電車内の電光掲示板に次の駅などが示されるのですが、間違っていることも多々あるため、駅に着いたら自身の居場所をちゃんと目視確認するのが望ましいです。通勤で慣れてしまえばどうってことはないのですが。
業務
業務は私の場合はまわりに日本人も多く、日によって日本語しか話さない日もありますし、逆に半々の日や、英語しか話さなかった日もあります。
ランチはだいたい12時もしくは13時から1時間取ることが多いようです。勤務時間は9時から17時で、実働時間7時間ですが、これも一般的だと聞きました。
アメリカ人は残業をほとんどしませんし、現地採用の日本人も、日本の日本人ほど残業はしません。私も残業しないように仕事を調整していますし、それを同僚からも上司からも理解される環境があると思います。
東京で働いてた時に「今月の残業時間はまだ40時間だね。もう少し仕事できるよね。」と上司に言われた時は恐ろしいなと思いましたが、そんな上司もそんな環境や雰囲気もここにはありません。
もちろん、会社や職場によるものですが。
退勤
退勤は前述の通り17時に業務終了となるので、そこから地下鉄で帰ります。東京ほど飲み屋は多くなく、金額も高いし、日本と違って家族優先の人が多いので、退勤後ふらっと飲みに行くことはほとんどありません。忘年会や新年会は、日本人が多いので開催しますが、他の会社の情報は知りません。
プライベート時間
アメリカではテレビは基本的にケーブルテレビで有料で、私はあまりテレビは見ないので契約しておらず、家族と夕食をしてお風呂に入って寝る毎日です。
マンションに住んでますが、壁が薄いのか、隣人特有の文化なのか、夜まで大音量で音楽を流していたりします。クラブの横に住んでるのかと錯覚します。日本でもそういったお店の前を通ると少し音が漏れてますよね。そんな音量感で聞こえてきます。
お風呂は湯舟のある物件にしたので、一応湯をはって入ることができますが、水は結構濁ってますね。
ニューヨークは緯度で言うと札幌くらいですが、時間設定の関係か夕方でも暗くなるのは遅いです。また、サマータイム(アメリカではDaylight Saving Timeと呼ぶ)があるため、8時頃までは明るいです。これも7月頃の話です。
番外編(出張)
出張の有無は仕事内容にもよるので一概には言えませんが、特徴的なので書いておきます。
米国内に何度か出張に行きましたが、さすがアメリカです。国土が広いため、例えばニューヨークからシアトルに行く際は家から現場まで9時間くらいかかりました。東京からロサンゼルスとほとんど変わりません。
一方で、一見遠いフロリダは5時間で行けました。もちろん現場が空港から離れているかどうか等、様々な要素で変わりますが、要は日本国内の出張よりも圧倒的に時間がかかると言う点を言いたかったです。また、アメリカ国内でも時差があるので、シアトルに行った時の時差3時間と言うのは地味に辛かったです。まだ19時なのにやけに眠い等です。
