1日の新規感染者数・死者数が減っても油断できないのは当然。コロナウイルス
イタリアやスペイン、アメリカも日本も、どこの国や地域でも共通することですが、1日当たりの感染者数や死者数が少し増減しただけで騒ぐのはおかしいのではないでしょうか。
「少し」という言葉は定性的で曖昧ですが、誰がみても明らかに増えたり減っていたりしない限り、いちいち不安を煽るメディアがあるとすれば、おかしいことです。
これまでの上昇率は?
1日当たりの多少の増減を信頼して良いのは、コロナウイルスが1日当たり同じ数の人に感染して、年代の分布も同じで、等々と、感染者と死者の原因となる方も一定でなければなりません。
また、検査した人の数や、重篤者の数、感染者の年齢層など、様々なものが、一定ではありません。
つまり今まで一定の法則をもって増加してきたものが現象に転じるなどその法則を覆すような変化がなければ、なんの兆候にもなりません。
そんな人はほとんどいないと思いますが、一昨日より昨日の方が感染者数が低いから大丈夫だと思っている人はロジカルではないですね。
イタリアでピークは超えたのか?
私はそうは思いません。もちろん、結果的にピークだったということもあります。
ただ、まだピークだったと言える根拠がないのは確かです。まだ1日で数百人が亡くなっているのです。
とある専門家は感染者数や死者数が潜伏期間である2週間より長く伸び止まればピークを過ぎたとの判断材料になると言っています。
少し新規数が増減したからと言って油断するべきではありません。
他のデータ見てますか?
日本では日々、新規感染者数の数がネットニュースやテレビで流されてます。
しかし、退院者数や死者数は知っていますか?なぜ報道しないのですか?と、私は問いたいです。
コロナウイルスを恐るなとは言いません。しかし、日本の人口に対して、感染者の数に対して、退院者数は比較的多く、死者数は比較的少ないのは、公表されているデータから明らかです。
以前誰かが「正しく恐れましょう」と言ってましたが、その通りです。
今回は時間と場所の制約からしっかりとデータを持ってこれませんでしたが、機会があればしっかりと示したいと思います。