内部EIGRPと外部EIGRPの違い、AD値の設定

内部EIGRP、外部EIGRP、内部ルート、外部ルート、AD値 等

内部EIGRPと外部EIGRPの違い

内部EIGRPや外部EIGRPという文言を見たが、これは表現の問題なところがある。文脈を見て判断するべきである。OSPFからEIGRPに再配送されたルートを外部EIGRPと言う表現に含めている場合を見た。

内部EIGRPと外部EIGRPの違いは、ルート情報がどこから来たかによる。内部EIGRPあるいは内部ルートとは、同じEIGRPのAS内にあるルート。外部EIGRPあるいは外部ルートとは、他のプロトコル(OSPFやRIP)から再配送されてきたEIGRP外のルート。

外部ルート情報はルーティングテーブルを見ると、OSPFならO E1かO E2、EIGRPならD EXなどと表記されている。

そして変更方法は

OSPFのAD値の変更

OSPFでは外部ルート、エリア間ルート、エリア内ルートの3つに対して異なるAD値を設定できる。デフォルトは全て110である。

(config-router)#distance ospf [外部ルートのAD] [エリア間ルートのAD] [エリア内ルートのAD]

ルーティングテーブルでの表記は

外部ルート:O E1 / O E2
エリア間ルート:O IA
エリア内ルート:O

となる。

EIGRPのAD値の変更

EIGRPでは、EIGRPで発生した内部ルートと、その他のプロセスから再配送された外部ルートに対して設定ができる。デフォルトは内部ルートが90で外部ルートが170である。

(config-router)#distance eigrp [内部ルート値] [外部ルートのAD値]

 

めっさん
  • めっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後日系企業でグローバル案件に携わる。大小様々な企業を転々としながら、マレーシアやアメリカへの赴任経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。年齢は秘密だけど定年も間近かな。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です