ETFのメリット
ETFとは上場されているインデックス型の投資信託のようなものです。
インデックス型の投資信託とは、日経平均やTOPIXなどの指数に連動させることを目標に運用されている投資信託のことです。
上場されているとはつまり、開場している時間帯であればいつでも売買ができるということです。
メリットは大きく4つあります。それは「簡単に分散投資ができること」「費用が比較的安いこと」「値動きがわかりやすいこと」「いつでも売買できること」があげられます。
簡単に分散投資ができること
まず「簡単に分散投資ができること」ですが、例えば上場TOPIXで考えてみましょう。TOPIXは約2000銘柄で構成されていますので、TOPIX連動のETFを購入するということは、この約2000銘柄に分散投資してるとも言えます。
費用が比較的安いこと
次に「費用が比較的安いこと」です。コストとして売買コストと保有コストが考えられます。売買コストとは例えば売買委託手数料などで、保有コストとは信託報酬などがあげられます。特に保有コストでは、非上場の投資信託と比べて信託報酬が一般的に安く、販売会社への手数料などにかかる費用が安価なため、総合的に「費用が安い」と言えます。
値動きがわかりやすいこと
続いて「値動きがわかりやすいこと」ですが、これは単純です。経済指標と連動させているので、例えばTOPIX連動型のETFはTOPIX上昇時には上昇しますし、下降時には下降します。さらに、これらの経済指標はニュースや新聞、スマートフォンなどですぐに確認できます。一方、非上場の投資信託は銘柄の構成内容を知ることが簡単ではないので、基準額の変動は証券会社の会員ページで見れますが、なぜそのような額になってるかの確認はかなり難しくなります。
いつでも売買できること
最後に「いつでも売買できること」です。ETFは上場されていいますので、取引所の取引時間中であればいつでも売買が可能です。非上場の投資信託の場合は、1日1回その日の終値で基準額が算出され、しかもその基準額で1日1階の設定解除しかできません。加えて、ETFでは株式やFXのように指値注文や逆指値注文も可能です。