直近2年間に迫りくるIT多忙必須期間
2018年から2020年はIT業界にとって多忙な期間になるだろう。
理由は大きく3つある。
2019年4月の新元号の発表、翌月の開始
2019年10月の消費税増税
2020年の東京五輪に伴う祝日の変更
新元号の開始
まずは新元号である。ここでは詳細や経緯は記載しないが天皇の退位によって元号が変わる。次の元号が何か分かっていればできるシステム改修は多少あるだろうが、公表は4月1日、開始が5月1日と、1カ月しかないのが最有力説だ。
下記で紹介している記事では大きく3つの方法で企業たちは乗り切ろうとしている。仮元号で改修したり、西暦に移行したり、優先順位をつけて新元号開始後に改修をするなどだ。
システムによっては「和暦でなければならない」ものも多く、西暦に移行できないものもある。とは言え、とある企業の試算したように、西暦に移行する方がコストが掛かる場合もある。一方で、西暦に移行してしまえば暦について半永久的に改修が不要と言うメリットもある。どちらを取るかは企業やシステムによって様々だ。
消費税の増税
2019年の10月から10%となりそうだ。私のような素人意見では「8を10にすればよいのでは?」と思うのだが、そうはいかないらしい。
話がかなり脱線するが、2018年の5月のマレーシア選挙では、新たに政権を奪取したマハティール首相のもと、消費税が「突然に」なくなった。なくなったと言っても「6%が0%になった」という位置づけで、消費税が廃止になったわけではない。一部の人はシステム改修などに考慮したのでは?と言っているが、今回の日本のように簡単にはいかないのだろう。ちなみに私の意見としては「またいつでも消費税率を上げられるように」税率だけを変えたと思っている。
マレーシアの税率変更でもかなりの影響があった。私の部署では営業や経理の管理システムはなかったので、いわゆるシステム改修はなかったのだが、契約書関連は非常に面倒であった。
東京五輪に伴う祝日変更
これも影響は大きそうだ。ATMなどは例えば「平日は手数料無料、休日と祝日は210円」のようなところがある。ほとんどそうだろう。しかし「祝日」が1年間だけ変わってしまうのだ。
これまでは毎年同じ日付が祝日だったり、同じ週の月曜に移動する祝日だったり、それなりの法則は存在した。しかし今回は月を跨いで全然違う日付が祝日となってしまうのだ。
【記事】
IT担当者に三重苦、元号対応だけでない
【URL】
http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/nc/18/020800015/053100005/?P=1