WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)とは
2018/6/20
アメリカの南部の州(テキサスとニューメキシコ)を中心に産出される原油の総称。どれか1つの油田や原油を示すものではない。
アメリカ国産の原油としてはおよそ6%程度、世界では1-2%ほどで、一見産出比率は小さいが、ガソリンにしやすかったりする。
WTIは先物取引がされている。産出量こそ少ないものの、その取引価格の変動は他の石油価格にも影響を与え、場合によっては巡り巡って世界経済にとても大きな影響を及ぼすこともある。
価格下落の原因となった有名な出来事では、2001年の同時多発テロ、ハリケーンカトリーナによる石油精製への被害などである。価格高騰要因としては、2006年のイランへの制裁とレバノン侵攻など。