コロナ感染で会社名を公表したくない
2020/3/7
コロナウイルスの感染経路は未だに特定できていません。むしろこれだけの感染がある中で特定するのはまず無理でしょう。
特定しようとする過程の中で傾向を見つけ、感染リスクの高そうな状況をなるべく排除していくべきなのでしょう。
先日の日経新聞の記事で社員がコロナウイルスに感染しても公表したくない、つまり会社名を出したくない企業があるという記事がありました。
2月の間にNTTデータで働いていた派遣社員がコロナウイルスに感染したということで、早期に会社名の公表が行われました。
多少の風評被害などは免れないでしょうが、IT企業であることは、まだマシだったのかも知れません。
食品メーカーの場合、ウイルスが社内で発生したという公表は風評被害を受けるリスクがかなり高いと思われます。
日々人々が口にする食品が、コロナウイルスの感染があった会社で製造されているのです。
実際にはしっかりと衛生の保たれた工場で製造されていても、そう聞くとなんとなく嫌になるものです。
それを分かってて会社名を公表するでしょうか。少なくとも、したいとは思わないでしょう。
現実になんらコロナウイルスに関係のないコロナビールがその名前だけを理由に売上が落ちているとの情報もありました。
国民の皆さんには、正しい理解を持って、正しい情報だけを信じてもらいたいと思います。