バイリンガルITエンジニアになるためにIT留学は不要である

色々な調査の目的でバイリンガルITエンジニアの求人を調べていると、バイリンガルITエンジニアになるためにIT留学をすべきだという記事をよく見かけます。特定の人材会社ではなく、色々なブログで見かけるので、そう思っている人は多いのでしょう。

たしかに海外にIT留学をして語学もITスキルも身に着くのはとても魅力的で、私も激しく同意します。私も行きたいです。

ただ、私がここでお話したいのは、IT留学は全ての人に適した方法ではないということです。

技術がある人には向かない

まず最初に既に技術力のある人にはIT留学は向かないと思われます。

海外で仕事をした経験者として言うと、海外で仕事をするにあたって大事なのは語学力より技術力です。

特にIT業界は用語に英語が多く、多少コミュニケーションがうまくいかなくても通じます。TestHostにSSHしてShellを……といった感じで、ほとんど英語です。

語学力がある人には向かない

一般的に語学を身に付けるには相当な時間を要すると言われます。それがすでにある方はIT留学をする必要はないと思います。

もし留学の理由が外国語でのIT実務経験を積むという事であれば少しはメリットがあるかも知れませんが、それよりも前に技術力を身に付けるべきでしょう。

技術力を身に付けるのであれば国内の学校で十分です。外国語での実務経験は留学ではなく、社内や転職によって叶えるのがベターかと思います。

社会人には向かない

これはIT留学だけでなく、留学全般に言えることですが、ほとんどの場合で会社を休職か退職しなければいけません。そして帰国後は就職活動です。

これだけのリスクを持ってIT留学というのは一般的な人にとっては現実的ではないでしょう。

学生なら良いかも

学生であればIT留学で語学と技術を学べるのはとても魅力的だと思います。

めっさん
  • めっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後日系企業でグローバル案件に携わる。大小様々な企業を転々としながら、マレーシアやアメリカへの赴任経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。年齢は秘密だけど定年も間近かな。

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