日経平均、先物、CME先物の違い
2020/5/19
日経平均と名のつく指標はいくつかあります。
- 日経平均
- 日経平均先物
- CME日経平均先物
今回はその違いについてまとめました。
現物と先物の違い
現物取引、略して現物とは一番想像しやすい取引だと思います。例えばとある株式を現在の値段で購入して、将来株価が上がった時に、決済時の値段で売却することで利益を得ます。
現物取引の場合、持っている資金以上の株式は購入できませんし、持っている株数以上の株式は売ることができません。
一方で先物取引、略して先物は、将来の決済期日に、現在約束した価格で商品を売買できる取引です。
また、先物取引は実際の取引の1割程度の資金で取引できます。これを証拠金と呼びます。
日経平均
日経平均株価とは日本を代表するような225社の株価の平均値を加工したものです。これは日経新聞社が算出、公表しており、とても重要な株価指数として知られています。
225社は随時見直され企業は入れ替わっています。単純に企業を入れ替えてしまうと日経平均株価が上下に触れてしまうため、それを防ぐために加工がされるわけです。
日経平均先物
日経平均株価先物とは前述の日経平均株価を対象とした取引であり、将来の日経平均株価を株式のように現在の市場価格で売買できるものです。
ただし、先物であるため将来のある期限までに決済しないと自動的に取引終了となります。
CME日経平均先物
CMEとはChicago Mercantile Exchangeのことで、つまりシカゴマーカンタイル取引所のことです。アメリカのシカゴにある商品先物取引所、金融先物取引所です。
ここで扱っている日経平均株価の先物がいわゆるCME日経平均先物です。