スクラッチ開発、即リリース
2020/6/23
日本では長年のデフレーションにより、良いものを安く買う癖がついてしまったのかも知れません。
日本のITサービス
利幅が薄いサービスもそうでないサービスも、開発に時間をかけます。結果的にコストが嵩みますが、想定顧客はリーズナブルと感じないと購入や契約をしてくれません。
もちろん全てのサービスとは言いませんが、比較的他国に比べて、品質を求めるあまり開発に時間と費用をかけているように感じます。
もちろん品質を追求する日本らしさと言うものは捨てて欲しくはないのですが、ケースバイケースというか、なんでも品質が良ければ良いという訳ではないと思います。
その点、最近は個人やベンチャーの参入も容易になりつつあるので、品質が少々低くても便利なものというのは生まれてきていますね。
品質を上げるものにはあげる、上げないものには上げないと、うまく区別できるといいと思います。時々、過剰な品質のものを見つけます。
東南アジアのサービス
これは私の経験のお話ですが、私がビジネスやプライベートで行ったマレーシアやタイでは、最近スマホが普及してきたこともあり、品質より利便性が評価されて利用されていたように思います。
例えば配車アプリのGRABは、私もヘービーユーザでしたが、頻繁にバグってましたし、使えない時もしばしばありました。それでもGRABは圧倒的なユーザ数を抱えており、これは必ずしも品質がユーザを引きつける唯一の要因ではないという良い例だと思います。
何が言いたいか
簡単に言うと、日本も品質に頼らなくても良いくらいの革新的なサービスが生まれないか、ということです。さらにそれが世界を圧巻することはないのだろうか、ということです。
もちろん品質を無視しろとは言いませんが、そう言いたいくらい低迷していると感じます。