海外赴任で太る理由と対処
海外赴任をすると太ると言われています。一般的に忙しくなって運動する時間が取れなかったり、通勤時間が短くなる、電車通勤ではなく車通勤になる等々、いろいろなことがあげられますが、アメリカ赴任にフォーカスして、なぜ太るか実体験をもとにまとめたいと思います。
そもそもアメリカなんて、住んだら太るイメージですよね…でも、なんでなんでしょう。
通勤方法の変化(各国共通)
私は日本では東京で働いていたので、その時と比較しますが、通勤は毎日片道1時間で徒歩と電車でした。少なくても1日6,000歩は歩いてました。
私が某東南アジアの国で働いていた時は車通勤になり、少ない日は出社しているのに2,000歩台。
東京勤務6,000歩は運動量としては多い方ではありませんが、良く目安にされる1日10,000歩の半分以上は自動的に稼げるわけです。
仕事多忙となり運動が減る(各国共通)
一般的に海外赴任をすると相対的な地位があがると言われています。
管理職レベルでないとVISAが取り辛いと言う側面も少なからずあるかも知れませんが、海外赴任となる社員は、会社がそれなりの投資をしており期待値も高く、現地ではそれなりのパフォーマンスを求められます。
加えて、文化の壁、言語の壁、数々の壁があり、日本で同等の仕事をするよりも困難となります。
こういった状況から仕事に費やす時間が増え、運動する習慣が減ってしまう人や、なくなってしまう人も多くいます。
結果的に運動不足となって太ってしまう事が考えられます。
食事の内容の問題(アメリカおよび一部の国)
アメリカと言えばハンバーグやステーキ等、いかにも太りそうな食べ物が多くあります。中国に言った人も脂っぽい料理が多くて太ったと言ってました。
赴任する国の食文化によっては太りやすくなることが考えられます。私もアメリカでなるべく気を付けてはいますが、すぐ手に入る食べ物がサブ(パンに具を挟んだ、ハンバーガーに近しい食べ物)だったりするので、そういった食事をとることがおのずと多くなってきます。日本だったらおにぎりや定食がすぐに手に入りますが、その代替がハンバーガー(風)なのです。
さらに、日本人なので米が食べたいと思っても、日本食はやはり高価なので、中華が多くなってしまいますが、前述の通り脂が多いのが難点です。
食事の量の問題(特にアメリカ)
アメリカの食事はとにかく量が多いです。デフォルトで日本の大盛り位のサイズが出てきます。
アメリカにきてしばらくは「食べきれない、残そう」となるのですが、気付くと食べられるようになってしまいます。
すると、次はその量が普通になって、前菜を頼んでみようとか、デザートを食べてみようとか、ドリンクはコーラにしようとか、どんどん徐々に食べる量が増えていきます。
フードファイターも食べてトレーニングをすると言いますが、食べ物の量には慣れてしまうんですね。
気付いたら食べる量が増えていて、気付いたらそれが自分にとっての普通の量になっている、それがこの国の恐ろしいところです。
相対的肥満の感覚の問題(特にアメリカ)
私は自身を太っている(※)と認識していますが、アメリカ人に言わせると「全然太ってない」となります。日本で肥満と言われる体系のほとんどはアメリカでは非肥満です。
※より詳細にはここ数年でメタボ判定仲間入りしたような体形
アメリカ人目線の話をしましたが、これは伝染してきます。アメリカ人はとにかく大きいです。背が高くてガタイが良い人もいますし、規格外の肥満がゴロゴロいます。
そういう人たちを見ていると、無意識に自分はそんなに太ってないんじゃないかと思ってきてしまうのです。私の1度目のアメリカ生活がそうでした。
アメリカ人の友人と写真を撮っても自分は痩せて見える、ちょっと太っても相対的にまだまだ痩せている、そう思ってしまうのです。
人間はやはり他人と比較してしまう動物らしく、無意識にそういう気持ちになってしまうと、徐々に太っていきます。
どうしたら太らないか
最後に太りやすい海外生活の中でいかに太らないか、私の意見を書きたいと思います。私自身まだ成功実績がなく励んでいるところではありますが。。。
どうすれば良いか。それは定量的な基準を持つという事です。まわりと比べて太っている、ではなく、体重何キロ以上なら太っている、BMIいくつだと太っている等と自身で定量的な基準をもってそれを守ることだと思います。