Sonicwallのコンフィグの見方メモ
Sonicwallの情報はあまり出回っていないようで、確認にかなり苦労したので備忘録として残しておきます。誰かのお役に立ててれば…。
IT業界においてシェアを取るという事は大切ですね。シェアが大きいと(Ciscoみたいに)情報が溢れていて非常に使いやすいです。もしくはシェアがなくても、(シェア獲得のために?)ナレッジをどんどん公開すべきですね。
Ciscoは技術的な文書が充実してますし、Ciscoユーザの発信する情報も山ほどあります。ファイアウォールで有名なFortiGateも技術仕様は公開されており、またCookbookという形でよくある設定例が公開されており、非常に使いやすい印象です。
と、話は逸れましたが、主要と思われるところを記載していきます。
前提
Sonicwallのコンフィグは、「A=B」のような形式になっており、Aの設定はBですと言った形になってます。
インターフェースの設定
インターフェースの設定は「iface_」で始まる行に記載があります。
iface_ifnum_0=0 iface_name_0=X0 iface_type_0=6 iface_phys_type_0=0
どのインターフェースか識別するためには「ifnum_0」の「0」を見ます。
「eth」で始まる行もおそらくEthernetのことでインターフェースの設定に見受けられますね。
スタティックルート
コンフィグの中から特定が難しく(時間切れで)できなかったのですが、インターフェースに紐づけながら設定するようです。
デフォルトゲートウェイ
こちら裏付け情報が思ったように見つからなかったのですが、実際の環境と照らし合わせた結果、以下の部分がデフォルトゲートウェイの設定のようです。
iface_static_ip_1=192.168.1.1 iface_static_mask_1=255.255.255.0 iface_static_gateway_1=192.168.1.254
192.168.1.1がSonicwallのインターフェースのIPで、.254がデフォルトゲートウェイです。
ポリシー(ACL)の設定
行頭に「policy」がつく行がポリシーに関するコンフィグです。ポリシーを特定するためには、「=」左側の文末の数字で判断します。以下の例では15です。
policyName_15=Default%20Rule policyInstanceId_15=234340611116741 policyLog_15=1
この例では、「Default Rule」という名前のポリシー(識別子は15)の設定内容が確認できます。「%20」というのはスペースという意味です。
正規表現で検索する際は「^policy_」等と検索すると良いです。
DNS
コンフィグの中に以下のような行があるかと思います。
dnsSrvAddr=192.168.1.50 dnsServer2=8.8.8.8 dnsServer3=8.8.8.4
NTP
この辺かと思います。
ntp_useNtp=on ntp_useDst=on ntp_utcLogs=off useInternational=off ntp_updateInterval=60 ntp_onlyUseCustomServer=off