Cisco ASAのバージョンアップ方法

Cisco ASAのバージョンアップというタスクが降ってきました。初めてなので手順を調べてみます。

ざっくり手順

  1. アップグレード後のバージョンのファイルの入手
  2. ASAに適用(コンフィグの自動変換が行われる)
  3. 完了

ざっくり手順(切り戻し)

  1. ダウングレード後(バックアップ前)のバージョンのファイルを入手
  2. ASAに適用(コンフィグの自動変換が行われるがダウングレードの場合は欠損する可能性が高い)
  3. バックアップ前のバックアップファイルを適用
  4. 完了

Active/Standby冗長構成の手順

以下に記載する方法はActive/Standbyの冗長構成では適用できないそうです。

Active/Standby冗長構成でのバージョン手順

アップグレードパスの確認

他の機器でも同様だと思いますが、現在のバージョンから最新のバージョン、あるいはバージョンアップしたい特定のバージョンへのバージョンアップは一気にできないことが多いです。

定期的にバージョンアップをしていれば別ですが、例えば5系から7系に一気にバージョンアップすることはできず、5系から6系にして、6系から7系にするといったステップが必要となります。

バックアップ

これは基本中の基本かと思いますが、バージョンアップを行う前はバージョンアップを行い、万が一失敗して設定が消えてしまうといったことに備えます。

これはバージョンアップのみならず、通常の設定変更も同じですけどね。

ASAとASDMソフトウェアの入手

ASDMと言うのはCisco Adaptive Security Device Managerの略でGUI用のソフトらしいです。

ASDMとは

また、ASAのバージョンとASDMのバージョンで互換性があることを確認しておきます。

ASAとASDMの互換性

実施時期の検討

これも当たり前のことですが、バージョンアップは大抵再起動が必要です。その間使えなくなるのでユーザに予めアナウンスしたり、お客さんと実施時間について合意しておいたりします。

通常のサービス影響の出る作業ではごく一般的なことですね。

参考サイト

今回参考にさせてもらったWebサイトのリンクを貼っておきます。

ASA: ASDMを用いた、同じトレイン内の 最新バージョンへのアップグレード方法

めっさん
  • めっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後日系企業でグローバル案件に携わる。大小様々な企業を転々としながら、マレーシアやアメリカへの赴任経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。年齢は秘密だけど定年も間近かな。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です