Spanning-Tree (STP/RSTP)
2020/10/4
STPとは
スイッチで構成されるネットワークにおいてL2のループを防ぐために使われる
STPのポイント
- ブリッジID:ブリッジプライオリティ(デフォルト32768)+MACアドレス
- ポートID:ポートプライオリティ(デフォルト128)+ポート番号
- ブリッジプライオリティのデフォルトは32768
- BPDUフィルタ:CatalystがBPDUの送受信を行わなくする。つまり、送信はせず、対向からBPDUが送られてきても破棄する。
- ルートブリッジのポートに設定されていると、BPDUが送信されないためBPDU損失の原因になり、STPトポロジ内での障害になり得る。
- ルートガード:想定していないブリッジがルートブリッジになるのを防ぐ。
- 基幹ネットワークのユーザネットワーク側に設定する事で、ユーザが想定しないブリッジを設定した際にもSTPトポロジを保つことができる。
STPのコマンド
- STPの実装
- (config)#spanning-tree mode pvst/rapid-pvst/mst
- pvst : STP
- rapid-pvst : RSTP
- mst : MST
- (config)#spanning-tree mode pvst/rapid-pvst/mst
- ブリッジプライオリティの設定
- (config)#spanning-tree vlan {VLAN番号} {priority {プライオリティ値} | root primary | root secondary}
- MSTの設定モードに移行するコマンド
- SW(config)#spanning-tree mst configuration
- SW(config-mst)#…となる
- BPDUガードの設定方法(Global/IFで方法が違うので注意)
- (config)#spanning-tree portfast bpduguard default
- (config-if)#spanning-tree bpduguard enable