メリハリのつけにくいテレワーク
私はもともとテレワーク推進派だったのですが、新型コロナウイルスの影響で、思いの外早く、というか、準備もままならないままテレワーク生活が始まりました。
日課の新聞を読んでいたら、日経新聞にこんな記事がありました。
テレワーク、あるいはリモートワークでは、メリハリがつけにくいとの記事です。
たしかに私も一部同感です。その経験を記載したいと思います。
変わらぬ景色
テレワークですので、出勤をしません。そのため、当たり前ではあるのですが、景色が変わりません。
朝起きて、仕事して、仕事を終えるまで同じ空間です。仕事を終えても、夕食を食べるのは同じ空間です。
もちろん間取りの問題などもありますが、少なくとも、1日が家にいて終わるのです。
なんとなく扇風機を見て仕事のタスクを思い出す、そんなことは皆さん結構あると思います。直接関係しなくとも、なんとなく、何かを見た時に思い出す、そう言ったものです。
これまでは職場の何かを見て思いついていたものが、今や家の中の何かなのです。
私は休憩時間中は意地でも仕事のことを考えないと思っていたのですが、テレワークが始まって、昼休憩にも仕事のことを考えてしまいますし、夜寝る時も気になってしまいます。
結果論ですが、テレワークするにしても、なるべく仕事ゾーンとプライベートなゾーンを分けるべきだと思いました。
ランチの準備
これは私の個人的な意見かも知れませんが、ランチについては、なかなか賛否両論あるのではないかと思います。
メリットとしては外食するよりも、コンビニで買うよりも、弁当を作るよりも、安くて簡単で温かい料理が食べられるのがメリットだと思います。
私も昼間に温かいラーメンを食べられるのは幸せです。それまでは冷えたコンビニ弁当ばかり食べていましたので。
ただ、家にいると、ラーメンを食べたらそのお椀をどうするか、というのが1つのかだいとなります。食べるのに使ったのだから、すぐに洗うというのは、きれいなことですが、60分という限られた時間の中で、調理して、食事して、食器を洗って、となると、意外とあっという間に60分近く経ってしまうわけです。
そういう意味で、テレワークにより、より時間に追われるようになったというのは、ある種賛成だと思いました。
家が職場で、職場が家
気分転換というものが少し難しいような気がします。気を張って仕事をするのも、気を抜いてリラックスするのも、同じ空間です。
テレワークを始める前にはなかったような、プライベートタイムなのに仕事の世界に引き戻されたり、仕事中なのになんとなくプライベートなことに引っ張られたりしますね。
あと、仕事中なのに、妻に夕飯は何が良いか聞かれるようになりました。今まではLINEを少しの間無視すれば良かったのですが、そうはいかなくなりました。