新型コロナウイルスへの対応とITの活用
バイリンガルITエンジニアというサイトタイトルなのに、最近は海外のことについて書いた記事がないなと思いました。
まとまった考えではないのですが、各国の新型コロナウイルスへの対応とIT技術の使い方には大きな差が出たと思ってます。
それについて思っていることを書きたいと思います。
ITがどう使われたか
海外で報道されて目立っていたのは、おそらく行動履歴の記録と管理でしょうか。
とあるお客さんがスーパーに入る時にQRコードをスキャンします。そうするとそれが記録され、感染者が出た時に、同じ場所にいたかどうかなどが分かります。
他にもあったと思いますが割愛します。
IT活用のメリットはなんだったか
人の行動履歴を記録して管理することで、感染の確認とそれによる感染の拡大を防ぐ効果があります。
また個人も、自分自身が感染者と同じ空間にいたことが分かりますので、各人の予防策も強化できます。
IT活用のデメリットはなんだったか
今のところデメリットとして挙げられることはあまりないと思いますが、万が一の時に個人情報が流出する恐れがあります。
個人を特定するためにはそれなりの個人情報を入れる必要がありますし、しかもそれに加えて新型コロナウイルスへの感染履歴なども分かってしまいます。
万が一、個人情報の流出などあれば、悪用されてしまう可能性があります。
日本におけるITの活用
日本での新型コロナウイルスへの対応に対する批判などをよく目にします。しかし、これは私が日本にいるからなのでしょう。各国と全く違う政策をとっているスウェーデンであろうと、国内外である程度の批判はあります。
そんな情報量の偏りに気を付けて考える必要があるでしょう。
とはいえ、私も日本の方法が正しかったのかは判断できません。個人情報の取り扱いがとくに厳しい日本で無理にIT活用するのも100%正しいとは言えませんし、一方で今回のようにITをあまり使わない方法が100%正しかったとは言えません。
最近になってやっとIT活用のそういったアプリが出るとか出ないとか聞きますが、すでに緊急事態宣言も終わり、街は新型コロナウイルス前に戻りつつあります。
少々話は逸れましたが、結果的に被害を比較的小さく収められた日本は、100点と言わずとも合格点なのではないかと思います。
もちろん、今後の動向も要チェックですが。