Cisco NexusのvPC設定時にハマる設定順序
2018/8/31 2020/3/2
CiscoのNexusスイッチでvPCを組むときに知らないとハマる設定順序について記載しておく。
コンフィグを用意しといて「後は実機に流すだけだ!いえい!」と思っているとうまく設定できないのだ。
私はこれで3時間くらい時間を費やしてしまった。。。もっと、もっと調べておくべきだった。
vPCとは何か
今回の記事はvPCを知っている人へのメッセージだが、簡単に説明しておく。vPCとはVirtual Port Channelの略で、ポートチャネルの仮想的なやつ、って雰囲気の技術である。
普通のポートチャネルと違うのは、異なる物理筐体をまたいで設定できる点。普通、例えばCatalystだと、同じ機器のポートしかポートチャネルを組めないが、vPCでは例えば、1号機のEth1/5と2号機のEth1/5を同じポートチャネルに設定することができる。
設定することができるが、その設定方法が重要・・・というのが今回の記事の主旨。
設定順序
vPCをすでに知っている方向けに話すが、vPCを構成するスイッチの間では、vPCピアキープアライブリンクとvPCピアリンクというリンクを張る。
vPCピアキープアライブリンクが確立してないと、vPCの設定ができないのである。逆に言うと、vPCはピアキープアライブリンクが確立している前提なので、この設定が完了していないと、vPCピアリンクは張れないのである。
そして、当然だが、vPCピアキープアライブリンクを確立するためには、vPCを構成する2台の機器に設定が必要である。
こんな感じ
つまり、ざっくりと順番を書くと、
- 1号機のvPCピアキープアライブリンクの設定
- 2号機のvPCピアリンクの設定
- 1-2号機間のvPCピアキープアライブリンクのステータス確認
- 1号機のvPCの設定
- 2号機のvPCの設定
という感じになる。
答えを知ると「だよなー」という感じだが、これでハマってしまった。