ついにパンデミック。パンデミックとは何か。今後何が起こるのか。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックであると宣言しました。2009年の新型インフルエンザから11年ぶりの宣言です。
今後も感染者と死亡者が増えるであろうとされています。
私自身、パンデミックと何か、知識が乏しく、それによって何が起こるのか、いまいち分かっておりません。
そこで、パンデミックの意味と、想像力の限り考えた今後の見通しについてお話したいと思います。
パンデミックとは何か
パンデミックとは何か、日経新聞の記事を参考にまとめてみました。
- 感染症の拡大が制御不能
- 各国への対応義務は発生しない
- 感染防止から影響緩和や対処療法に移る目安
このように、感染の拡大への防止が難しくなってきていることを示します。特にアフリカなど医療インフラの充実していない国では、新型肺炎と診断される前に新型肺炎で亡くなる人や、診断されてもなす術なく亡くなる人もいます。
衛生面に関しても、特に発展途上国などでは清潔な状態を保つことが難しく、それが感染拡大を助長している場合もあります。
パンデミックとは感染防止から、影響の緩和や対処療法に策を移す目安とされており、これまでの方法を強化するのか、違う方法を取るのか、今後の対応に注目です。
WHOにおけるパンデミックのフェーズ
WHOではパンデミックにも6つのフェーズを定義しています。参考までに記載します。
- 前パンデミック期:ヒトに感染なし、動物に感染あり、ヒトに感染可能性あり
- 前パンデミック期:ヒトに感染なし、動物に感染あり、ヒトに感染可能性高い
- パンデミックアラート期:ヒトに感染あり、ヒトからヒトに感染なし
- パンデミックアラート期:ヒトに感染あり、ヒトからヒトに感染あり、感染は小さな集団のみ
- パンデミックアラート期:感染する集団の規模が大きくなりつつある
- パンデミック期:一般社会で急速な感染が拡大している
同じ表現が並んでいますが、感染拡大の規模や様子などにより、6段階のフェーズがあります。
今後求められること
パンデミック宣言が悪いことであるとは言いません。世界的により一層の対応が必要であると公式に宣言したのですから決して悪いことではないと思います。
問題となり得るのはそれを聞いて行動する人々です。例えば
- パニックになり冷静な行動が取れない。
- 必要以上に経済に悲観的になる。
- 色々と諦める
抽象的な表現となってしまいましたが、パンデミックと宣言されても冷静に対応することが望まれます。
経済にも必要以上に悲観的になる必要はないでしょう。前述していますが、パンデミックとは感染拡大をコントロールできない状況で、対処療法に移行する目安とされています。
感染拡大を止められないのであれば、経済活動を元に戻し、感染してしまった人に対して対処していくという選択肢もあります。
感染症による死者も多いですが、経済による死者も決して無視はできません。