MXNJPYが久々に上げる!
メキシコペソ円が久々に上昇しているように見えます。新型コロナウイルスによる経済後退からの、原油需要の減少から、産油国であるメキシコの通貨ペソが売られるという状況になっていました。
メキシコペソ円の運用
私は新型コロナウイルス以前からM2Jでメキシコペソ円(MXNJPY)のトラリピ運用をしていました。
そのため、新型コロナウイルスの少し前までは、1ペソ6円近くとなかなか良い上昇具合だったのが、新型コロナウイルスの影響で、4円に近いくらいの価格まで下落しました。
たかが2円近くの下落、されど2円近くの下落です。6円に対して2円とは33%ですから、米ドル円(USDJPY)に例えると110円が77円になる割合です。
もっとも、そんな単純な話ではないのですが。
上昇しているチャートについて
下図が5月19日夜のチャートです。
これはM2JではなくSBIFXトレードの画像ですが、ここ最近の水準から見ると、そこそこ上がってるように見えます。
個人的にはトラリピの下限に設定していた4.5円を回復したというのは嬉しいニュースです。
メキシコペソへの想い
メキシコはアメリカのすぐ南にある国です。そもそも経済成長率は悪くないと思いますし、アメリカとの関係が良くなれば、かなりの成長を期待できます。
アメリカとは長年仲が悪いのですが、これはまぁ、どの国も、隣国とはさほど仲良くなれないものです。
そう言った前提はあるものの、アメリカとカナダの関係に近いくらいの関係に、メキシコがもしなれたとしたら、かなり期待できると思わないでしょうか。
少なくともその可能性は秘めていると、私は思います。期待の理由はそこです。
一方で原油産油国であるというのが、通貨の買い支えになってしまっている点はマイナスポイントです。
アメリカのシェールガスもありますが、世の中はだんだんと脱原油に向かっています。火力発電も減り、ガソリンが電気に置き換わり、世界は省エネへと向かっています。
つまりメキシコにおいては、原油を観点から外した経済成長への期待が、原油を考慮した通貨の買い支えを上回らなければ、将来的に上昇とはならないのかと思います。
もちろん、為替とはとある通貨に対する相対的なものさしですので、これはメキシコの話に限った話とはなりますが。