NATゲートウェイとNATインスタンスの比較!AWS
2021/11/10
AWSで勉強していると、いやAWSに限りませんが、勉強していると似ている言葉が出てくることが多くあります。
私もAWSの勉強をしていたら、NATゲートウェイとNATインスタンスというものが現れました。NATなので、大まかな目的は同じなのだろうと思いますが、2種類あるということは、細かい用途が違ったり、特徴が違うのでしょう。
ちょっと良く分からなくなってきたので、まとめようと思います。
NATゲートウェイとは
プライベートサブネットからインターネットへアクセスするためにアドレス変換する機能です。マネージドサービスのため、基本的に管理はAWSにて行われるため、ユーザ自身が冗長化のための設定・管理をする必要がありません。
NATインスタンスとは
プライベートサブネットからインターネットへアクセスするためのアドレス変換のための方法であることは変わりませんが、NATインスタンスの実体はEC2です。そのため、冗長化させたい場合にはユーザ自身で複数台設置する等して対応する必要があります。
また、実体がEC2であるため、踏み台サーバとして利用することもできます。
NATゲートウェイとNATインスタンスの比較
NATゲートウェイとNATインスタンスで大きく違うところは、その実体だと思います。NATインスタンスの実体はEC2であるため、比較的柔軟な利用ができます。
一方で、NATゲートウェイは、忠実なNAT機能と言いますか、できることという観点ではNATインスタンスより少なくなります。
ただし、NATゲートウェイはマネージドサービスであり、管理の手間が掛からないので、プライベートサブネットからインターネットへアクセスするという目的を果たすだけであれば、NATゲートウェイの方が楽だと思います。