先日IDNYCの申請に行ってきましたが、すごく大変だったので情報共有したく記事にしました。

分かりやすいように噛み砕いて書いてます。

IDNYCとは

ニューヨーク（マンハッタンおよびその周辺？）に住んでいる人が取得できるIDカードです。博物館や動物園が1年間無料になったりするので、これを目的に申請する人が多いです。

他にも就労証明になったり、警察に捕まった時に即逮捕にならない（身柄拘束されない）、高卒認定試験みたいな試験の受験ができたり、色々できるようです。

ただし、運転は当然できませんし、お酒を買うための年齢確認には使えないそうです。

ほとんどの人はやはり複数の施設で1年間無料と言う特典が目当てなんだろうと思います。

必要書類

詳しくはIDNYCのウェブサイト（リンクは後述）を確認してください。ポイント加算式になっており、受付可能なドキュメントを集めて持っていきます。

私の場合は日本のパスポートと住所証明（Proof of Residence）としてBank Statementの2点で作成できました。

光熱費やインターネットの請求書もProof of Residenceとして利用可能ですが、夫婦の場合、煩雑とならないように、だいたい名義を片方（夫のみor妻のみ）にすることが多いと思います。そうすると（仮に夫の名義に寄せるとすると）妻のProof of Residenceの用意が難しくなります。そのため銀行は2人名義（Joint Account）とすることをオススメします。これによりBank Statementも連盟記載されるので両名のProof of Residenceとして利用できます。

予約方法

後述するIDNYCのリンクより予約をします。正直かなりイケてないシステムで、最初に日付と時間帯を選び、その日時が空いているか検索します。※希望の場所も指定します。

最初から空いている日を表示してくれれば良いのに………

検索した日時に空きがなくても推奨（Recommendation）として空いている日時が下に表示されます。

これも良く分からない仕様ですね。最初から空いてる日時を表示して欲しいです……

あとは希望の日時を選ぶだけです。

少なくとも2024年5月現在、翌週の予約可能日時は毎週金曜の午後に解放されます。つまり、1週間先までの予約しか取れないし、2週間後の予約をしたければ金曜の午後まで待つ必要があります。

なお、金曜の午後と言うのは正午以降ではないようです。お昼過ぎにすぐ試しましたが予約可能日時が出てこず問い合わせたら「午後解放なので15-16時くらいに見てみて」と言われました。

……もはや突っ込みません。

なので、急ぎ予約したい人は時折システムを覗くのと、金曜の午後12時〜16時（下手したら17時？）に何度もシステムを確認するのがベストプラクティスかと思います。

申請（予約当日）

さて、予約方法がかなりイケてないのは上述の通りですが、予約当日もかなりイケてません…。

結論から言うと予約時間から申請完了まで2時間45分かかりました。しかも電波のない空間で。

これが今回の記事で1番伝えたいことです（笑）

10時20分に予約して10時15分くらいに着きました。入り口で予約した際の画面を見せて入館し、列に並びます。予約の意味があったのかと思うくらい（数十分）並びました。

窓口（2つしかない）に呼ばれてドキュメントを提出すると申請書を渡されて記載します。そしてまた並びます。また窓口（先程と共通）に呼ばれ、番号札を渡されます。そして番号が呼ばれたら館内奥の方に連れて行かれ、サインの登録と写真撮影をして終了です。

文字にするとこれくらいの手続きですが、ひとつひとつ数十分待つので結果的に2時間45分かかりました。しかも私の行ったDowntown Brooklynオフィスは電波がなく暇を潰すのも一苦労でした。

しかも子連れだったので、子供は当然飽きてしまうし、ぐずるし、泣くし……挙げ句の果てに、まさか2時間以上もかかると思ってなかったのでオムツも持っていかなかったので、、、滲み出る尿………もぅ最悪の経験でした。

（もう行く必要はありませんが）もう2度と行くもんかと思いました。

これは個人的な予測ですがなるべく早い時間（8時台とか）ならもう少しはマシなんだろうと思います。

ちなみに館内のスタッフも（人によりますが）外人ばっかり申請にくるので円滑でないコミュニケーションにストレスが溜まってるのか、イライラしており、館内はピリピリした雰囲気です。何か悪いことして罰を受けるために待っているような気分になりました。

持ち物

最後に持ち物ですが、必要なドキュメントは当然ですが、オフラインでも暇つぶしができるアプリや本も持っていきましょう。子連れの方は子供の遊び道具（数時間対応）と必要ならオムツも持って行きましょう。

ちなみにトイレは館内にありました。

IDNYCのウェブサイト

https://www.nyc.gov/site/idnyc/index.page