CitibankとTelloの話

アメリカに赴任した頃にCitibankのアカウントを作成して、Telloの電話番号を登録した際に相性が悪く大変困ったお話です。

具体的にはCitibankのアカウントが凍結してしまい、その凍結が解除できなくなってしまったと言うお話です。

私のストーリーですので皆さんに当てはまるか分かりませんが、参考にはなると思います。

①Citibankの口座開設

アメリカに到着して早々に口座開設をしました。銀行員と対面での口座開設です。

現地電話番号(後のTello)はなかったので会社の電話番号と、日本の電話番号を登録しました。

②Telloの電話番号を登録

しばらくして最安のスマホ会社を見つけたのでTelloの契約をしてその電話番号をCitibankに登録しました。

③不動産屋さんに送金

Wire Transferで不動産仲介業者に8,000ドルほど送金しようとしたところ、うまく行かず、怪しい送金と判断された結果、口座を凍結されてしまいました。

④電話番号認証できない

銀行口座凍結を解除すべくヘルプセンター等に問い合わせましたが、「電話番号の認証ができない」と言われ、解除ができませんでした。

もう少し詳しく書くと、We cannot verify that the number registered in your account is under your name. 等と言われます。

意味が分からないのですが、おそらくCaller IDと言う、電話をかけた時に相手に表示させる名前が私自身の名前と一致しないことが原因だったと思われます。

ちなみに次の⑤の前、③と④の間でヘルプセンターに何度も電話しました。電話の度に言われることが少しずつ異なり、且つ(私のリスニングが悪いのか)電話する度に意図した部署へ繋がらず、且つ電話が混み合っているだとかで待たされました。

わざわざ計算はしてませんが、1回あたり30分から1時間の電話を7,8回はしたと思いますので、どれだけの時間を費やしたことか。しかもほとんどは電話が繋がるまでの待ち時間です。

⑤Caller IDの変更ができない

Telloは米国内では最安スマホで普通に使う分には全く問題ないのですが、Caller IDの変更ができません。

そのため、このような特殊でレアな状況では銀行口座凍結解除の助けにならず、銀行員からAT&TやVerizon、T-Mobileにすべきだと言われ、そのようにすることにしました。

⑥SSNないとT-Mobile等不可

しかしながら当時SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)をまだ受け取っておらず、T-Mobileの契約をするのに時間を要してしまいました。

AT&TやVerizonもSSNがないとおそらく契約できないかと思います。

⑦T-Mobileでオンライン契約できず

理由は不明ですがオンラインでT-Mobileを契約しようとしたところうまく行きませんでした。

おそらくSSNの認証がうまく行かなかったようです。おそらく取得したてだったためです。

「おそらく」が多いですね…笑

結局店舗に行って契約できました。

⑧T-MobileでCaller IDの確認

デフォルトではCaller IDは私の名前になっていなかったため更新しました。更新には数営業かかりましたが無事更新できました。

文字数制限があると記載があり少し不安でしたが、とりあえず変更はできるようで試すことにしました。

⑨名前長く入り切らず

私の名前はアルファベットで20文字ありますが、なんと、Caller IDの文字制限に入り切らず、結局Citibankの認証はできませんでした。

本名は晒しませんが、苗字はひらがな5文字ですが内1文字はローマ字で3文字です。名前はひらがな4文字ですが、苗字同様にローマ字で3文字となる1文字があります。

日本でもそんなに珍しい(数は多くはないかも知れませんが)長さの名前ではないと思うんですけどね。アメリカでも以前Christopherと言う人がいましたがこれで11文字です。

⑩銀行をBank of Americaに乗り換え

最終的にCitibankで口座凍結を解除する術がないと判断し、口座を解約して残金をチェックで受け取り、新しく解説したBank of Americaにお金を移しました。

Bank of AmericaではCitibankではできなかったワンタイムパスワードの受信もTelloの電話番号で問題なくできてます。

Cotibankの担当銀行員も熱心に助けてくれようとしてましたが、ここまでくるとno choiceで仕方ないとなり、スムーズに口座解約をさせてくれました。

まとめ

結局何が原因だったかは不明です。Citibankも電話番号の認証ができないから口座凍結の解除はできないと言っていましたが、どのように認証しているかは教えてくれません。

セキュリティ的には正しいかも知れませんが、本当に困りました…お金は引き出せない、デビットカードで買い物はできないで、日本のクレジットカードを使う他ありませんでした。1ドル150円超えの時期に……。

また、後から聞いた話なのですが私がCitibankの口座を開いた際はSSNを持っていない外国人というステータスで登録されていたようで、それもまた多額の送金を試みたために凍結されてしまった可能性もあります。

補足

この一連の経験を受け、Citibankがイケてないとは思っておりますが、銀行として問題があるとは思ってません。銀行員も(たまたまかも知れませんが)親切でしたし、ワールドワイドに展開している銀行ですので、なんら問題ないと思います。

ただ、私のようにイレギュラーな事態が発生すると少し状況は異なるのかも知れません。今回はCitibankでしたが他の銀行でも発生し得たと思いますので、この記事は決してCitibankを批評するものではないです。

めっさん
  • めっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後日系企業でグローバル案件に携わる。大小様々な企業を転々としながら、マレーシアやアメリカへの赴任経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。年齢は秘密だけど定年も間近かな。

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