プロジェクトマネージャ試験を受験するメリット
こんにちは。バイリンガルITエンジニアとして働く私ですが、近々情報処理推進機構(IPA)の試験を受けることにしました。
理由はいくつかあるのですが、その中でも私が受験のメリットを特に感じた点についてお話したいと思います。どれも実務で役に立つと思いました。
プロジェクト管理の知識がつく
プロジェクトマネージャ試験と言っているのでそのままですが、プロジェクト管理の知識がつくというのは大きいでしょう。
IT業界においても、インフラエンジニアよりもチームを束ねるPM(プロジェクトマネージャ)の方が収入も高いです。以下、マイナビAGENTから、平均年収ランキングです。
- システムコンサルタント(610万円)
- プロジェクトマネージャ・リーダ(569万円)
- 製品・研究開発(542万円)
- 社内システム企画・社内SE(516万円)
- サーバエンジニア(465万円)
当然求められることも多いでしょう。しかし、歳も取れば後輩も部下も自然とでき、大なり小なりプロジェクトの管理をしなければなりません。どうせやるなら、プロジェクトマネージャとしてスキルを磨くのも良いと思います。
一生現場で技術屋としてやっていくぞ!という方でもない限りです。
要員管理の知識がつく
歳を取ると大なり小なりプロジェクト管理の仕事をしなければならないとお話しましたが、その中でも一番苦戦するのは要員管理ではないでしょうか。
簡単に言うとどんなスキルを持った人をどこに配置するかですが、これがまた難しく、最近私の頭を悩ませている問題でもあります。
理由は要員の育成にあります。完璧な高スキルの要員ばかり集まれば、あとはコミュニケーション管理をするだけで、うまく回るかも知れません。
しかし、現実はそう甘くありません。高スキルな人材ばかり集めればコストも上がります。自社の社員は育ちません。フリーランサーのエンジニアでもない限り、要員育成という仕事が回ってきます。
中学生や高校生ならまだしも、20代の若者を育てるのは容易ではありません。本人に素質やモチベーション、向上心が備わっていれば良いのですが、常にそんな人がくるとも限りません。
その点、プロジェクトマネージャ試験に向けて勉強することで、要員育成方法の選択肢や着眼点などを学べます。こういう目的の場合は偉い人を含めて勉強会をしましょう、といった具合です。
タイムマネジメントの知識がつく
今プロジェクトがどれくらい進んでいて、それは予定よりどれくらい遅くなっており、このままだと…といった具合にプロジェクトの進捗管理ができるようになります。進捗管理ができればタイムマネジメントもできます。
タイムマネジメントができるようになれば上司への報告にも苦労しません。ロジカルに時間軸を使って説明できるようになるのですから。