ネットワークエンジニアに求めるもの
私はネットワークエンジニアとして働いて約6年が経ちます。ベテランの先輩方の前で威張れることではないですが、6年もやっていれば後輩も何人かできるわけで、そんな後輩たちを見ていてネットワークエンジニアに求められることについて考えてみました。
私自身も「やって良かった!」ということもありますし、後輩達に対して「もっとこうしてよ!」というのもあります。
第1位は知的好奇心
ネットワークエンジニアに限らず、エンジニアであれば一番大切なのは知的好奇心だと思います。いや、エンジニアでなくて、どんな業界のどんな職種でも求められることでしょう。
私はネットワークエンジニアなので、ネットワークエンジニアとしての偏見を交えてお話しますが、ネットワークエンジニアには知的好奇心がとても大切です。
まず、技術的な知識がないと仕事にならないからです。仕事の中で知識をつけ、自分で勉強して知識をつけていく必要があります。
そして、やっている仕事のその先が読めないからです。エンジニアとして何のためにスイッチを構築しているか、構築の後には何があるか、そういったことを常に考えながら仕事を進める必要があります。
第2位は論理的な思考力
私の思うネットワークエンジニアに必要な力は論理的な思考力だと思います。
ネットワークエンジニアは様々なネットワーク機器の設定をします。そして、その設定が色々な動作に影響します。そういったことを、根拠を持って理解していくことが大切になります。
また、ネットワークの構築にはトラブルがつきものです。いざトラブルが発生して、ネットワークが繋がらないといった事象が発生した場合には、技術的観点から原因を推定し、ロジカルに事象を切り分けて、問題を解決していく必要があります。
第3位は問題解決への貪欲さ
最後は問題解決への貪欲さでしょうか。第2位と少しかぶりますが、問題が発生した際には頭を使って解決する必要があります。その解決への貪欲さがあると良いでしょう。
つまり良くも悪くも発生した問題の解決を楽しめることが大切です。私も問題が発生した時に辛くとも楽しめるようになったころから爆発的にスキルが身に付いたように感じます。
問題が発生した時に辛くも楽しめる、解決したら喜べる、解決できなければ悔しがる、そういった素質があると素晴らしいと思います。そして、私の後輩達にもそういうエンジニアになって欲しいと思います。