取りにいく情報とやってくる情報
最近色々な人と話すと人によって情報に偏りがあるなと感じます。私にとって当然知っているようのことが、相手にとって全然知らないことになっていたりします。
では人々はどのように情報を得ているのでしょうか。少し考えてみました。これは人生においても仕事においても共通することではないでしょうか。
取りにいく情報
これは後述する「勝手にやってくる情報」と対照的に、自ら取りにいかなければいけない情報です。
よくあるのはニュースや新聞の内容です。朝起きてなんとなくニュース番組をつけている人は無意識に情報をとりにいっていると言えますが、ニュースには全く無関心でテレビでも見ないしスマホで検索もしない人は、世の中で何が起きているか全く分かりません。
そういった情報はあちらからやってくることも少ないので要注意です。
どのような情報がないといけないのか、自ら考えてとりにいくことが大切です。そうしないと知らないうちに「世間知らずの人」や「業務背景を理解してない使えない人」なんてレッテルを貼られてしまうかも知れません。
やってくる情報
あちらからやってくる情報は非常に取得が楽です。黙っていても勝手にやってくるからです。
多くの広告はこれを意識して作成されています。例えば渋谷駅前の大きなデジタルサイネージや、色とりどりで目立つポスターなど、潜在顧客に情報が行きやすいように工夫しています。
中には必要な情報と不必要な情報があると思いますが、その情報を受け取る側は取捨選択するだけで良いので簡単ですね。
取りにいけば良い訳でもない
ここまでお話してきて、やってくる情報よりも取りにいく情報の方が重要という風に聞こえるかも知れませんが、間違いではないと思いますが、注意が必要です。
例えば「〇〇商品は体に悪いらしい」という情報をたまたま聞き、「〇〇商品 体 悪影響」のような検索キーワードで検索するとします。そうすると、「〇〇商品は体に悪い」という主旨のウェブサイトが沢山出てきます。
これは当然のことです。そのように検索しているのですから。しかしこれに気付かずに「やっぱり〇〇商品は体に悪いんだ」と思ってしまう人がいます。
しかし反対意見である「〇〇商品 体 無害」などと言うキーワードでも調べるべきです。そうすると「〇〇商品は無害である」というウェブサイトが沢山出てきます。
両方の立場の情報を収集して最終的に自ら決断を下せば良いのです。
自ら取りにいった情報は信じやすくなってしまいます。これは要注意ですね。