留学と赴任2回経験者が思う本当に必要な英語力

私はアメリカ留学をして、日本で英語を使った仕事をして、マレーシアとアメリカに海外赴任の経験があり、もう10数年も英語を使った生活と仕事をしてきました。

その中で私が思う本当に必要な英語力を考えてみました。よく聞かれるので。

大前提

「本当に大事なのはコレ!」と言うとそれだけにフォーカスしてしまう人がたまにいるので、大前提を書いておきます。

単語の知識

当たり前かも知れませんが、必要な単語は知っておく必要があります。

英語の勉強の目的は人それぞれですが、例えば私は仕事で英語を使うので日常会話に使う単語、技術に関する単語、会計に関する単語は知っとくべきですね。

文法の知識

これも当たり前ですが、知らなければ会話ができません。時々感覚で話してる人がいますが、正直何が言いたいか分かりません。

時に間違っても良いんです。常に完璧じゃなくても良いんです。ちゃんと勉強して、いざとなったらちゃんと話せれば良いんです。

発音

私は発音が悪くて常に悩んでいるのですが、それでもアメリカ人を含む様々な国の人にまあまあ伝わるレベルの発音はできている…ようです。伝わってるので。

発音がそこそこできないと、特に英語ネイティブの人からはあまり理解してもらえません。特に外国人とあまり話したことがない田舎の人には伝わりません(苦笑)。

言い回し力

さて本題です。まず、私が1番大切だと思う英語力は言い回し力です。母国語でもそうですが、常に1回で意味が伝わるとは限りません。そんな時に伝えたいことを違う言葉で伝える力です。

例えば駅への道を聞く時に

How can I get ABC station? と聞いて伝わらなかったら、Where is ABC station?やDo you know how to go to ABC station?等、色々な聞き方ができると思います。

かなり簡単な例で紹介しましたが、このように、いかに同じことを違う方法で伝えられるかが重要だと思います。paraphrasingと言ったりします。

余談ですが、1つの表現しか知らないと、同じ言葉ばっかり使う人になってしまって、あまりスマートに見えませんよね。

トラブル対応力

これは言い換えると、自身が置かれている状況や、自身が訴えたいこと(訴訟って意味じゃないです)、正しく相手に理解させることです。

意図やニュアンスを正しく伝えられることは大切だと容易に理解いただけると思いますが、それが特に大切になってくるのはトラブル発生時かなと思います。

確認する力

相手が言ったことを繰り返して認識があったか確認すること、自分が言ったことを相手が正しく認識していることを確認する力です。

簡単な方法は、①繰り返す、②要約する、です。相手の言ったことを繰り返すことで合っているか確認したり、逆に相手に理解したことを繰り返してもらって確認したりします。

または、相手の言ったことを要約することで確かめます。

私の最近の例では、オンラインショッピングで注文した商品がなぜかキャンセルされてしまい問い合わせました。販売店のオペレーターが対応してくれて、その後英語でばーっと話してきましたが、正直50%くらいしか理解できませんでした。

そのため、So…I just need to wait for the table delivered, right? (つまり、私はテーブルがくるのを待つだけだよね?)と聞いたらYesと帰ってきました。

この時はオペレーターの言ったことを100%理解するのではなく、次に自分が何をすれば良いかを確認することが目的なので、これでOKだと思ってます。

長くなりましたがいかに認識を合わせるスキルがあるかがとても大事なポイントです。

電話慣れ

これは蛇足と言うかオマケなのですが、日本の通話品質ってすごく良いですね。アメリカは結構悪く、ただでさえ英語が完璧じゃないのに品質が悪くて何を言っているか分からない、なんてことが多くあります。

そんな時に、単純に慣れておくのはもちろん、聞き返し方や、相手の言った内容を確認しながら話を進めるようになれると良いと思います。

めっさん
  • めっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後日系企業でグローバル案件に携わる。大小様々な企業を転々としながら、マレーシアやアメリカへの赴任経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。年齢は秘密だけど定年も間近かな。

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