イスラム銀行に期待する理由

イスラム銀行とイスラム圏の経済発展について

こんにちは。YPPKです。最近気になっている、注目していることについて書こうと思います。それはイスラム銀行です。FXや株式と直接は関係しないと思いますが、将来の投資を考えた時には重要になってくるのではないかと、個人的には思っています。

稚拙ながら語らせていただきます。

イスラム銀行とはどんな銀行か

マレーシアで生活するようになって初めてみるものは沢山あります。その一つがイスラム銀行です。ここでは単にイスラム銀行と表現しますが、イスラムの教えに則るイスラム銀行と、そうではない銀行だけどイスラム口座がある銀行と、その経営形態は様々です。

イスラム銀行が私たちのしる銀行と大きく違うところは金利がつかないことです。日本では銀行に預金をすると、その金額に応じて少なからず利子がついて少し儲けることができます。しかし、イスラム銀行ではそれがありません。(便宜上日本円で説明をしますが)100万円を預けても、何年たってもそれは100万円のままです。

その理由はイスラムの教えで「不労所得はダメ」というのがあるからだそうです。確かに利子は働かずして得る利益ですね。銀行も個人にローンを組むときに利子を加えません。代わりに手数料という形で利益を出します。例えば、車を買うために100万円の借金をしたいと思ったとします。日本では100万円を銀行から借りて、仮に金利が5%だとすると、105万円の返済をします。一方イスラム銀行では、銀行が100万円で車を購入するのに同行してお金を貸出し、その手数料として5万円を借り手に請求します。

結局同じことをしているようにみえますが、実は大きな違いがあります。イスラム銀行の場合はお金が動く際に必ず実体(モノやサービス)が同時に動きます。よって、先物取引のようないわゆるマネーゲームはできない仕組みになっています。こうした経営形態がリーマンショックなどの金融危機を起こしにくいとされ、今注目されているようです。

イスラム圏の経済発展の可能性

21世紀になり様々なイスラム諸国で「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が起こっています。独裁政治にも利点・欠点があり、簡単に肯定・否定はできません。そのような政治体制であっても、国民の支持があったり、うまくやっている国も存在するからです。ただ、ここで注目したいのは経済についてです。

アラブの春が発生した要因の一つは若年層の増加と言われています。政治や国への不満が若者に募り、爆発したのがアラブの春ということです。ただ、政治基盤や経済の仕組みがしっかりした国において、若年層は非常に強い活力になります。インドの急成長も当てはまりますね。イスラム諸国のこうした革命が落ち着いたら巨大なマーケットができると予想されていますが、私もそう思います。

現在は比較的閉ざされているアラブ諸国のそれぞれの市場が、同文化圏で1つの大きな経済圏になるということです。

イスラム銀行の支える強靭なイスラム経済圏

私が思うアラブ経済圏の強さはイスラム銀行にあります。先ほどもお話しした通り、イスラム銀行は金融危機を起こしにくいと考えられています。1929年に始まった世界大恐慌も2008年のリーマンショックも金融危機です。世界中を不況に落とし込んだこのような金融危機が起こらないとすれば、非常に強固な経済圏(市場)になり得ると思います。

金融によって経済発展を遂げてきたアメリカも、2度同じような失敗を起こしています。少なくともアラブ諸国では同じような失敗が起こらないのではないでしょうか。少なくともアラブ経済圏で外資が力を持ちすぎないことが大切ですが。イスラム銀行がうまくリーダーシップをとることが必要ですね。

ちなみに、アメリカで起こったリーマンショックですが、ざっくりいうと不動産が原因でした。最近のアメリカもまた似たようなことをしており、金融危機の再来か?と囁かれています。詳細は別の記事でお話したいと思います。

マレーシアではどうか

現在マレーシアで生活しているので、マレーシアについても触れておきます。私の個人的な意見ですが。

マレーシアでは現在、イスラム銀行もあれば外資の銀行も多く進出しています。私の持つ銀行口座は現地の銀行ですが利子がつきます。現地人にはイスラム口座を持っている人もいます。つまりイスラムと非イスラムが混在しています。

私が注目するとすれば、マレーシアがどうやってこれらの銀行のバランスを取っていくかでしょうか。外資の影響が大きいマレーシアでは、外資銀行や外資資本を無視できませんし、かといってイスラム銀行を無視するわけにはいきません。イスラムの国ですし。マレーシアがいかに両者の良いところを活かして経済を発展させていけるか、そこに注目していきたいですね。

めっさん
  • めっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後日系企業でグローバル案件に携わる。大小様々な企業を転々としながら、マレーシアやアメリカへの赴任経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。年齢は秘密だけど定年も間近かな。

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