IoT住宅で人気のあるものとそうでないもの

中古マンションのリノベーションを手掛けるサービスのIoT住宅担当者によると、AIスピーカーやロボット掃除機は人気とのこと。エアコンと連動する温湿度計やペット見守りカメラなどは不人気とのこと。需要はあるものの、結果的に使わなくなってしまうらしい。
【コメント】
私は以前から「IoT住宅に期待だ!」と言ってきた。日々の生活が楽になり、便利になるなんて素晴らしいことだ。記事にはロボット掃除機と書いてあるが、ロボット掃除機はIoTなのだろうか。ま、ネットワークに繋がればなんでもIoTになるし、そこは今回は気にしないことにする。
ということで、すごく広い意味のIoT家電と勝手に解釈すると、私が欲しいのは掃除機と食洗器である。できれば排水口も自動できれいになるとありがたい。
個人的にだが、AIスピーカーは別に欲しくない。話しかけるのが面倒だ。以前このブログでも話したが、そう感じるのは私だけではない。
一つ思い出した。IoT宅配ボックスはかなり期待している。よく荷物を届けてもらっても不在で受け取れなかったり、再配送してもらえる時間が限られていたり、申し訳ないことに再配送してもらったのにタイミング悪く受け取れなかったりする。それを解消できるのはありがたい。
私が下記の記事を読んで思ったのは、IoT家電は手軽さが大事なのではないかと思った。例えば自動で植物に水を上げる機器は水道を直結させなければならないので、非常に大がかりだ。それを避けるとすると、タンクに水を入れておくのだろうが、衛生的に?鮮度的に?どうなのだろう。
また、スマホなどと連携させる場合に初期設定が大変だという話もある。スマホのアプリを考えても、家電の数だけスマホアプリが増えるか、メーカー単位でアプリが増えるのは必須だろう。それらを集約するアプリも出そうだが、カバーできる範囲に限りがあるし、操作は難しそうだ。非IT系ユーザにとっては非常に大変だろう。
最後に、IoT機器導入の障壁として、大きな障壁ではないかも知れないが、日本は家事をすることをすごく美徳化する文化があると思う。海外ではめんどくさいことややりたくないことは誰か(家政婦や業者)にやらせちゃえというところもあるが、日本では家事などは自分でやるものという意識が強い気がする。掃除しなきゃ、洗濯しなきゃ…と。掃除ロボットこそ有名になって売れているが、自分でやらなきゃ意識の強い人は自分がやらないという選択肢を思いつかないのではないだろうか。(少し言い過ぎかも知れないが)
IoT家電の進化は人間の怠慢さに比例すると思うので、私はこれからも「家事はめんどくさい、楽したい!」と言い続けようと思う。と言う変な結論です。
【記事】
使えるIoT家電を検証、あの米国ヒット商品は意外にも不人気
【URL】
http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00250/051700019/?P=1

よっさん
  • よっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後某日系IT企業でグローバル案件に携わる。マレーシアに1.5年赴任した経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。

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