ブラックボックステストとホワイトボックステストの違い
2020/4/27
![](https://bilingual-it.work/wp/wp-content/uploads/5CB6A50A-6D57-426A-9FE3-A9EF5058939B.jpeg?v=1584364307)
ブラックボックステストとホワイトボックステストの違いは箱が黒いか白い(透明)かの違いです。黒い箱の中は見えませんが、白い箱の中は見えます。
システムテスト的に言うと、内部プログラムを気にしないテストがブラックボックステストで、気にするテストがホワイトボックステストです。
ブラックボックステスト
前述の通りですが、内部プログラムを気にしないで行うテストのことです。
例えば足し算プログラムがあり、1と2と3という数字を入力したとします。結果として6という答えが得られました。プログラムの中で1と2を先に足したのか、2と3を足してから1を足したのかは気にしません。
![](https://bilingual-it.work/wp/wp-content/uploads/5CC196A6-2781-4567-B40E-C255F962C88E-1024x689.jpeg?v=1584364281)
とは言え、やみくもにテストしても意味がないので、同値分割や限界値分析などの技法があります。
ホワイトボックステスト
こちらはブラックボックステストとは異なり、プログラム内部の動きを踏まえてテストを行います。
先程の足し算プログラムの例で言うと、ちゃんと1に2を足して、それから3を足しているかどうか確認します。
全てのパターンを網羅するのは非常に大変、と言うか不可能なため、着眼に沿った技法があります。
例えば命令分岐では全ての命令が網羅されることを優先し、分岐網羅では全ての分岐を網羅することを優先にしています。
![](https://bilingual-it.work/wp/wp-content/uploads/5CB6A50A-6D57-426A-9FE3-A9EF5058939B-1024x780.jpeg?v=1584364307)
複数条件網羅では全てのパターンを網羅するとしていますが、実際にその全てを実施するかは、求められている品質や、プロジェクトの特性によると思います。
技法のまとめと説明
![](https://bilingual-it.work/wp/wp-content/uploads/ECE1936A-9938-4576-B184-6C855BD1F89D-1024x402.jpeg?v=1584363953)
お客さんに納品して、お客さんでテストを実施する受入試験などでは、お客さんは基本的に内部プログラムまで気にしないため、ホワイトボックステストを行います。