翌日物貸出金利とは何か
2018/5/30
すごく簡単に言うと、翌日物借入金利の反対と考えて良い。
翌日物借入金利と同様に、翌日に決済する条件で行われる。
翌日物貸出金利は金融機関の資金が不足している際に、中央銀行から資金を調達する際の金利のこと。
市場金利と比べて、この翌日物貸出金利が高いと、市場で資金調達をする意味がないので、実質的な上限金利となる。
金融政策としては、翌日物貸出金利の上昇は実質金利の上昇なので、インフレ抑制が一つの目的としてあげられる。逆に下げることで、外国からの投機マネーの流入を防いだりする。お金は金利の低いところから高いところへ流れるというが、まさにそのことである。