ホンダを襲ったEKANS

多くの企業が新型コロナウイルスによる打撃を受けており、自動車業界も例外ではないと思います。一部で自動車需要が高まったとの話も聞きますが、ダメージがないわけではないでしょう。

ただ、最近は新型コロナウイルスによる影響ばかりがクローズアップされているように感じます。企業にとっての脅威は、新型コロナウイルスになったのではなく、新型コロナウイルスという脅威が追加されただけです。

先日の日経ビジネスの記事で、ホンダがサーバー攻撃を受けて一部の工場の生産がストップしたと知らせています。

ホンダをそんな状況に陥れたウイルスはEKANSであった可能性が浮上しています。

EKANSは2020年1月に新たに確認されたウイルスで、他のウイルスが情報システムを標的にしているのに対して、EKANSは産業制御システムを標的にしています。

これまで産業機器を狙ったサイバー攻撃は国家的なものがほとんどでしたが、民間による攻撃であったとの見方も出てきています。

現時点で明確な内容は出てきていませんが、金銭を要求する類のものもあるらしく、そうなればランサムウェアにも分類分けされることになります。

めっさん
  • めっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後日系企業でグローバル案件に携わる。大小様々な企業を転々としながら、マレーシアやアメリカへの赴任経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。年齢は秘密だけど定年も間近かな。

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