新型コロナウイルスと飲食業
私は過去にニューヨークに3年、マレーシアに1年半ほど住んでいたことがありますが、そこで感じた日本の飲食店の違いについて、思うことを書いてみます。
持ち帰り文化
私もあちこちの地域に行ったわけではないのですが、ニューヨークでは持ち帰り文化がありました。
アメリカ人の友人とレストランに行き、食べきれないと箱をもらって持ち帰ります。その彼女は持って帰ったのにその日も翌日もそれを食べませんでした。
聞いてみると「残して持ち帰らないのは失礼」だと言うのです。それで結局食べないのは賛否両論あると思いますが、このように持ち帰ることがある種礼儀な文化なのです。
私はこれを大変気に入ったのですが、日本のお店で持ち帰りたいと言うと、衛生面の都合から受け付けてないと言われることがほとんどです。
テイクアウトは?
衛生面の都合から持ち帰りはダメだと言っていますが、新型コロナウイルスの影響もあり、テイクアウトを始めるお店が急増しています。
衛生面は大丈夫なのでしょうか。
私は衛生面の話をしたいのではなく、新型コロナウイルスによって急増したテイクアウトは新型コロナウイルス収束後にはどうなるのか、ということです。
私のイメージですが多くの店が残った料理の持ち帰りはもちろん、そもそもテイクアウトができません。
マレーシアのお店ではほとんど対応しています。ラーメンのスープはビニール袋に入れてというワイルドな一面もありますが、基本的に持って帰れます。テイクアウトです。余談ですがマレーシアではテイクアウェイと言います。
潔癖な日本人、どうなる?
ここが私が一番気になるとこですね。
新型コロナウイルス収束後もテイクアウトはそれなりに根付くのではないでしょうか。
市新型コロナウイルスにより窮屈な生活を強いられていますが、収束後のビジネスはもうちょっとルーズになるのではないでしょうか。もうちょっと自由というか、柔軟というか。
それがまた日本の経済に貢献することを祈るばかりです。