VISAに必要な書類は何か~マレーシア赴任に向けて~

マレーシアに限らずVISA取得というのは大変なものです。学生時代にアメリカのVISAを取るのも訳が分からないまま手続きを進めて、気が付いたら取得してたのを覚えてます。

マレーシアVISA取得に必要な書類

日本側から申請する場合と、マレーシア側から現地法人などが申請する場合でケースは異なるかと思いますが、私の場合は後者でマレーシア側から申請する場合です。

  1. 証明写真2枚
  2. 戸籍謄本とその英訳、及び公証と領事承認
  3. 英文経歴書
  4. 英文(大学)修了証

こんな感じですかね。これを現地法人の担当者に送って申請してもらいます。

1.証明写真

これは簡単ですね。VISA申請の際は最終的に紙に印刷された写真が必要だと思うのですが、私の場合は事前にデジタルでも送ってくれと言われました。と言うことで使用したのがKi-Re-iという写真機で、デジタル画像をスマホに送りつつ、普通に紙にも印刷したのを出してくれます。(このネーミングセンスなんなんでしょうね)

スマホに保存できればPCにも保存できますし、自分で写真用紙を持っていれば焼き増しも簡単ですね。

2.戸籍謄本とその英訳、及び公証と領事承認

私の会社にも赴任先にもあまりノウハウがなかったのでここが一番大変でした。それぞれ細分化して説明します。

  • 1-1.戸籍謄本
  • 1-2.戸籍謄本の英訳
  • 1-3.公証の取得
  • 1-4.領事承認の取得

こんな感じで説明します。

1-1.戸籍謄本

これは皆さんご存知の戸籍謄本、これが必要になります。戸籍謄本は戸籍のある役所でしか取得できないため注意が必要です。住民票と違って、人によっては戸籍のある地が遠い可能性がありますからね。

市区町村によって違うのかも知れませんが、私の戸籍のある神奈川県横浜市役所では郵送による取り寄せもできるので調べてみてください。

1-2.戸籍謄本の英訳

これも意味としてはそのままです。ただ「誰が英訳するの?」って感じですよね。でも難しくありません。Googleなどで「戸籍謄本 英訳」と検索すればいろいろと書き方が出て来ますし、決まったフォーマットと言うのはないので、記載事項の多さで1ページになったり2ページになったりしても問題はないと思います。ちなみに私はこのサイトを参考にしましたが、[23]の項目の英訳見本の画像のスペルが間違ってますね。画像中はcollectとなっており、Webページ上の注釈ではcorrectとなっており、lとrの違いですね。これは注釈にあるcorrectが正しいですね、意味的にも文法的にも。ワードやエクセルで作って印刷すれば出来上がりです。

1-3.戸籍謄本の英訳の公証

これが私自身、初めてというか、こんなのがあったのか!って感じです。正直全然仕組みが分かっていないのですが、必要と言われたら、とりあえずやるしかない…ってことでやりました。

要は日本語で書かれた公式文書を英訳した文書について法的に効力のあるものですよって承認を、公証人と呼ばれる権限を持った人にやってもらうこと。

公証役場と言うのは全国各地にあるようですが、ひとつ注意点があります。英訳した文書を外国政府に対する申請に使うので法務省と外務省の承認がいるようです。ただ、公証役場で①公証の取得と②法務省の承認と③外務省の承認を同時にやってくれるのは東京、神奈川、とどっかだけだそうです(すみません、調べてください)。ちなみに手数料は11,500円でした。勝手に5000円くらいだろうと思っていて現金足りずATMに行くという……。

1-4.領事認証

そして最後が領事承認です。これも良く分かっていないのですが、とりあえず1-1から1-3で用意した①戸籍謄本、②戸籍謄本の英文、③公証をまとめて、マレーシア的にもOKだよって承認することなんだと思ってます。とりあえず必要ならやるしかないですね。領事承認の取得方法はとても簡単です。マレーシア大使館は代官山から12-3分歩いたとこにありますが、

  • Step 1: 書類を持って大使館に行く
  • Step 2:引換券を持って大使館に行く

以上。簡単ですね。しかし、、、しかし私は簡単にはいかなかったです。。。と、言うのはマレーシア大使館の受付時間のこと。

駐日マレーシア大使館の代表ページにはWorking Hour的なことが書いてありますが、これと受付時間は違います。領事認証はLegalization of Documentという言うのですがこのページに書いてあります。

  • Submission of Application: 9:00-12:00
  • Collection: 14:00-16:00

とあります。なんのこっちゃという感じですが、簡単に言うと「申請は午前」で「受取は午後」です。しかも祝日ですが、日本とマレーシアの一部の祝日みたいな曖昧な書き方で、日本が祝日なのにマレーシアは祝日じゃないから開いていたり、日本が平日なのにマレーシアが祝日だから閉まっていたり…。ちゃんと確認することをおすすめします。

私は意味が分からず2回で良いのに4回も行っちゃいました。最初行ってみたらマレーシアの祝日のため閉まっており、2回目は申請なのに午後に行ってしまって…。という感じで、無駄足を…。

3.英文経歴書

英語で書かれた経歴書です。日本では良くフォーマットが印刷された紙を買って手書きで書くこともありますが、これはワードなどのソフトで自分で作成すればOKです。

英文経歴書の種類はいくつかありますが、自分がアピールしたい内容に合ったフォーマットを選ぶと良さそうです。経歴を見せたいのか、経歴が少ないので基本情報を主にしたいのか、など。

経歴はなるべく華やかに書くようにした方が良さそうです。というのも、マレーシアでは近年自国の雇用を守るため、単純労働者にはVISAを出さない、との噂です。VISAが出るのはマネージャーなど、「この人でなければ務まらない!」ような人です。

4.英文(大学)修了証

これが一番簡単で時間が掛かるかも知れません。取得方法は出身大学に聞いてください。大学によって掛かる時間は変わってくると思いますので、なるべく早く申請すべきです。

私の大学はアメリカにあるため、申請書を送付して到着に2-3日、大学内処理で1週間、日本への送付で2-3日という風に軽く2週間は必要でした。

よっさん
  • よっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後某日系IT企業でグローバル案件に携わる。マレーシアに1.5年赴任した経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です