コロナ収束後もテレワーク、企業へのメリット

新型コロナウイルスの影響でテレワークを(半ば強制的?慌てて?)導入する企業が一段と増えました。

そこで思うことがあります。なぜそもそもテレワークが普及していなかったのでしょうか。企業にとってのテレワークのメリットとは何なのでしょうか。

新型コロナウイルスの収束後もテレワークを中心に働きたいという人が4割もいると、日経BizGateの調査で明らかになりました。

とすれば、テレワークの導入は社員と企業にとってWIN-Winとなるのではないでしょうか。

これには沢山の議論がありますし、企業の置かれている状況によっても変わります。そのため、今回は改めてテレワークのメリットについて記載していきたいと思います。

おもしろいことに、同じ人が書いても結果が少しずつ異なるのです。

オフィス面積の軽減

企業にもよりますが、オフィスを賃貸しているところでは、オフィスを小さくしたり、一部のオフィスを閉めることで賃料を安くすることができます。

私の周りにも、社員の外出が多く会社には常に半分くらいの人がいないということで、オフィスのサイズを社員数の7割くらいして賃料を抑えた例があります。テレワークの例ではありませんが、オフィスに社員がいないという点では変わりません。

有名なIT企業であるTwitterは、以前からオフィス不要論がありましたが、新型コロナウイルスの収束後もテレワークを無期限に可能とすると発表しました。

さすがにオフィスがゼロというのは難しいのかも知れませんが、企業によってはかなり近いところまでできると示されたような気がします。

通勤ストレスの軽減

通勤するサラリーマンの多くが通勤にストレスを感じています。人にもよりますが、片道1,2時間かけて会社に行き、働いて、また片道1,2時間かけて家に帰るのです。

私もそうですが、満員電車で通勤して、しかも最寄り駅から10分以上かけて歩いてやっとオフィスに着きます。パソコンを立ち上げても全くやる気が起きません。やる気力が、と言った方が正しいかも知れません。今はテレワークで通勤ストレスがないので、パソコン起動と同時に気持ちを切り替えて仕事を始められています。

むしろ、多少の残業ならウェルカムです。通勤時間が減った分、集中して取り組めます。

通勤時間は地域によって変わり平均という単純な計算ではできませんが、こちらのエイブルAgentの記事によると、だいたい45分から1時間以上は掛かっているようです。

往復で1.5時間としても1月22営業日とすると、33時間もの時間になります。企業はその33時間を交通費に払いたいか、社員の業務に払いたいか、どちらでしょうか。

もちろん、単純な話ではないことは分かっていますが。

ワークライフバランスの改善

私の先輩社員が言っていました。「通勤も残業もなくなったから、家族とも一緒にご飯が食べられるし、社会人になってから一番規則正しい生活ができている」と。

その先輩は50代後半ですので、社会人となってからというと30年以上ですね。

ワークライフバランスが良くなることで生活への満足度が増します。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中は自宅に籠るしかありませんが、そうでなければ仕事を終えてすぐに買い物に行ったり、映画に行ったり、趣味に時間を使うことができます。

社員の健康は会社の健康と良く言いますが、ワークライフバランスを理由に会社を辞める人は少なくなるのではないでしょうか。

よっさん
  • よっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後某日系IT企業でグローバル案件に携わる。マレーシアに1.5年赴任した経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。

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