当然トイレにもIoTだ

このブログで以前から書いているが、やはりIoTの可能性を見るのが楽しい。世の中のすべてのものに可能性がある。今回はトイレの記事をピックアップした。

安全管理

2つある。急病人の保護と犯罪の防止である。

トイレ内で健康状態が悪くなった人に気付き、建物管理者に通知してくれる機能。画像を送信するが、写真ではなく点描画である点がプライバシーに配慮している。死ぬよりはマシだ。

犯罪の防止であるが、平均6-7分と言われる個室使用時間が30分近くなる場合に警備員が様子を見に行く、などのように使える。

いずれのパターンも天井のランプが赤く点灯するようで、すぐ外の人にも気付かせやすい。

トイレを自分の部屋と勘違いして長時間居座る人への圧力にもなる・・・というのは私の個人的な意見である。

健康管理

前述の「安全管理」は主にパブリックな場所で役に立つように感じた。急病人の検知などは自宅でも使えそうだが・・・と思っていたのだが、記事を読んで考えを改めた。

健康管理としてIoTトイレが活躍するひとつの例が、排泄物から健康状態を検査する技術である。健康に意識の高い人が買うものかと思ったが、介護施設などで需要があるそうだ。看護師が検便をするのも辛いし、かといって頻繁に病院に行くのも現実的ではない。毎日行くトイレで検査できれば、それはすばらしい。

完全に私の予断だが、たまに商業施設や居酒屋の男性用小便器に排水量を測る機械がついていることがある。下品というか、無駄と言うか、私にはまったく面白さもメリットも感じなかったのだが、もしやこれがヒントになってたりして・・・なんて思ってみる。

運営管理

これはかなり商業的にメリットだと感じた。トイレの個室の空き情報を管理するのが一例だ。

混雑時は低層階のトイレが混むと言う傾向があるそうだが、そこに「今なら上の階のトイレが開いてるよ」なんて画面が表示されていたら、皆上の階に行くだろう。1階のトイレだけに行こうとした客を3階に誘導することもできる。

記事中にもあるが、その建物の中にいなくてもインターネットで確認ができるので、客引きができるわけだ。キャンペーンではなく、トイレで客を呼び込む、おもしろい。

私の思いつきだが、それなら低層階のトイレは少なめにして、高層階のトイレを多めにすればいかがだろう。低層階のトイレに入れず高層階に行ったがやはり入れない・・・ということを防げる。私だったら、上が空いてると言われて行ってみたら空いてなかったというのはストレス以外の何でもない。

記事

IoTトイレが建築を変える

URL

https://tech.nikkeibp.co.jp/kn/atcl/bldnad/15/180614/112900020/?P=1

よっさん
  • よっさん
  • 当サイトの管理人。ニューヨークの大学を飛び級で卒業。その後某日系IT企業でグローバル案件に携わる。マレーシアに1.5年赴任した経験を持つ。バイリンガルITエンジニアとしていかに楽に稼ぐか日々考えている。

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