Merakiスイッチがクラウドと繋がらない時の解決方法(体験談)

先日Merakiスイッチを導入したのですが、途中でクラウドとの接続ができなくなり困りました。そこで分かったことをまとめておきます。
Merakiスイッチとは
クラウド管理できるスイッチです。簡単に言うと。
発生した問題
自社オフィスでMerakiスイッチをクラウドに繋いで設定を済ませました。その後にそのMerakiスイッチをお客さんのオフィスに持って行って接続したところ、L2スイッチとしてフレーム転送はして稼働しているものの、MerakiクラウドからそのMerakiスイッチが切断(Disconnected)状態となっていました。
前提
Firewall等の設定が違ったんじゃないの?と、NWエンジニアならまず最初に思うと思いますが、それは少しあってます。
結論から言うと
MerakiスイッチがMerakiクラウドと通信するために必要なIPアドレスやFQDN、プロトコルはMerakiクラウドにログインするとダウンロードできます。しかし、そこに記載されていないのに必要なものがありました(2024年11月頃現在)。
それはGoogleのDNSのIPである8.8.8.8へのPingでした。
パケットキャプチャで8.8.8.8へのPing試行を発見
スイッチがオンラインにならないためトラブルシュートとしてパケットキャプチャを取得したところ、スイッチから8.8.8.8へのPing試行が見つかりました。スイッチからPingを飛ばしているが、応答がないように見えました。
確かに「インターネットに接続されているか」の確認の手段としてGoogle DNSの8.8.8.8にPingすることは至極一般的です。
Meraki Dashboardで得られる通信要件に8.8.8.8がない
Merakiはログインすると通信要件が閲覧・ダウンロードできます。このグローバルIPアドレスに大してポート何番を許可してくださいね、と言う具合に。しかしそこには8.8.8.8の記載がありませんでした。
Merakiにとっては「当たり前」のことかも知れませんが、セキュリティの観点から顧客に対して「メーカ指定のアクセス許可のみ実施します」と言ってしまっていたため、この通信が一般的でありながらも例外として扱うこととなりました。
8.8.8.8への通信許可をしても不可
その後ファイアウォールでスイッチから8.8.8.8への通信許可を実施しましたが、なぜかまだスイッチはオンラインになりません。
Merakiスイッチの再起動をしても不可
理論的には(おそらく)必要通信はファイアウォールを抜けていると思われましたが、スイッチが一向にオンラインにならないため、再起動をかけました。おまじないです。しかし、これに効果はありませんでした。
最終的にMerakiスイッチを初期化して解消
もしかすると時間を置けばうまくスイッチがオンラインになったのかも知れませんが、客宅であまりぐだぐだ待っていられないので、スイッチを初期化することにしました。
ここは不幸中の幸いでMerakiなので設定のし直しが発生しません。設定情報はクラウド上にあるので、スイッチがオンラインになってくれさえすれば良いのです。むしろ、元々スイッチ本体に設定などしていません。
初期化後、通常通りインターネットに接続され、Meraki Dashboard上ではオンラインとなり、想定通りスイッチに設定が自動で流し込まれて使用できるようになりました。
