Cisco C9300シリーズの選び方

最近(記事執筆時点2026年7月)は、小規模なお客さんにはCisco C1300シリーズを提案することが多いですが、少し大きなお客さんや大規模なお客さんは、C9200やC9300を提案することもあります。
その中でも先日C9300の機器選定を担当したので、備忘録的に機器選定方法をまとめておきたいと思います。
モジュールのPre-Builtか否か
C9300ほどのスイッチとなると、Optical Fiber(光ケーブル)が必要となることがしばしばあります。C9300シリーズではまず、アップリンクモジュールが固定のC9300LやC9300LMなどがあります。
また、Modular(拡張スロット型)と呼ばれるC9300やC9300Xなどがあります。こちらはモジュールを別途購入して装着するためのモデルです。
ポートの数
これはC9300シリーズに限った話ではありませんが非常に重要なので記載しました。私の考えでは、最低でも2ポートは予備ポートを作るべきだと思っているので、必要ポート数が20なら24ポートのスイッチ、必要ポート数が24なら48ポートを選ぶようにしています。時々お客さんには理解されませんが、まずは提案してます。
PoEの要否
PoEとはアクセスポイント(無線ルータ)やセキュリティカメラ、電話機に対してLANケーブルを使って給電ができる機能です。
コアスイッチとして使用する場合は、大抵の場合、下にアクセススイッチがあるので、PoEはアクセススイッチで持たせて、コアスイッチにはPoEは不要と言うこともあります。
ダウンリンクのメディアや速度
アップリンクについては上述のモジュールの部分で触れましたが、ダウンリンクももちろん要件が必要です。何台のスイッチが配下に繋がり、それぞれ何台の端末が接続するのか、データ量はどれほどになるのか、その上で求められる速度はどれくらいか、これらを鑑みた上で1Gbpsで良いのか、2.5Gや10Gが必要なのか見極めます。
ダウンリンクのメディア 距離の観点
C9300を入れるようなお客さんは大規模になりがちです。私の経験では、3フロアにまたがるオフィスを持っているお客さんや、工場数棟を接続するようなお客さんです。
このような規模になると「LANケーブル100メートルルール」を考えなければなりません。原則としてEthernetケーブル(イーサネット規格)の最大伝送距離は100メートルまでと言う制約があるためです。
100メートルを超える場合は、リピータを挟むか光ファイバにするかと言った検討が必要です。私個人としては機器類を増やしたくないので光ファイバの一択です。光ファイバにすれば規格にもよりますが数百メートル以上対応しています。
ちなみに100メートルと言うのは意外とすぐに達してしまいます。接続したいA地点とB地点が直線でケーブリングできることは非常に少なく、スイッチAに接続して、床下や天井を通り(垂直距離1)、建物の骨格や配管に合わせて這わせ(水平距離2)、そして最後に接続先のスイッチBに接続(垂直距離2)するからです。
