ブルックリンの良いところと悪いところ
ニューヨークで働くとなると、住むのはマンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、もしくはニュージャージーが多いでしょう。
子供が幼稚園から高校生くらいの年齢ならマンハッタンより北の方、ホワイトプレーンズ等も候補に入ってくると思います。
今回はその中からブルックリンについて、良いところと悪いところを紹介したいと思います。
はじめに。2010年頃のブルックリン
私は2010年頃にニューヨーク、と言っても少し田舎の方に住んでいましたが、その頃のブルックリンは正直あまり良いイメージはありませんでした。
East River(マンハッタン島東の川)沿いはマンハッタンが一望できるため富裕層の住みそうなアパートが立ち並んだり、DUMBOと呼ばれるブルックリンブリッジ下にはオシャレな店がありました。
しかしながら、それ以外はと言うと、黒人が多く、あまりキレイではなく、治安が悪そうと言うイメージでした。黒人が多いと言うのは差別的な意味は全くありませんが、統計的に多かったと言う意味です。
海外に行くと(日本でもそうですが)この地域は何人が多い、こういう人種が多いと言いますが、それです。
私の2010年頃のブルックリンはこんなイメージで、前述の川沿いには多少憧れるものの、それ以外の地域は少し嫌煙してしまうような地域でした。
何故こんなことを冒頭で話すかというと、今(2024年)は全然違うからです。
良:再開発でキレイな街
ダウンタウンブルックリンと呼ばれる地域やさらに北に行った地域は再開発でキレイになってます。
新しいマンションやお店が並んで、ブルックリンに行ったことがない人が想像するブルックリンの良い側面のような雰囲気になってきています。
良:住める地域が広がった
ブルックリンに住みたい前提のようになってしまいますが、一昔前と比べると再開発や治安の改善によって住める地域が広がったように感じます。
「住める」と言うのは一般的な日本人が特別警戒しなくても住めると言う意味です。念のため記載しますが、アメリカなので日本ほど治安が良い訳ではありません。
良:路線が集まっていて便利
特にDowntown Brooklynと呼ばれる辺りはいわゆるニューヨークと呼ばれる中で一番路線が集まっている地域です。
Jay St Metro Tech、Hoyt St、Nevins St、DeKalb Av等、この変は駅が密集しており、ここまで密集しているのはマンハッタンにもクイーンズにもありません。
行く場所によって路線も変わりますが、その点大変便利な地域となっています。
悪:犬が多い
私は犬が好きでも嫌いでもないのですが、(他の地域は知りませんが)ブルックリンは犬が多いように思います。Downtown Brooklynのあたりでは町が少しおしっこ臭くて、そこは私が少し嫌なところです。
悪:大麻臭い
数年前から合法化されたため、町中で臭いがします。ブルックリンに限った話ではありませんが、ニューヨーク赴任をしてブルックリンに住む場合に住みそうな地域はやはりDowntown Brooklyn周辺になってくるかと思いますので、そうなるとやはり臭いです。
悪:とは言っても街は汚い
再開発でキレイと上述しましたが、ここはアメリカニューヨークです。ブルックリンです。下を向いて歩けばゴミだらけです。
ただこれはマンハッタンやクイーンズも言えることで、ブルックリンだけのデメリットではないですね。人が集まる商業施設の周辺は意識的に清掃がされますが、少し外れるとゴミだらけです。
土曜早朝の清掃されていない歌舞伎町の汚さが街全体にあるイメージですね。さすがに吐物はありませんが、ゴミと言う点ではそういうイメージです。